ポルトガルのプレゼントといったら!陶器のVISTA ALEGRE
みなさん長いゴールデンウィークはいかがでしたか?ポルトガル人の友人にも「令和」って良い名前だね〜!と言われ、ポルトガルでも日本の新しい時代のことを話題にしてくれていると思うと嬉しい気持ちになりました。
さて、今日はポルトガル人によくもらうプレゼントの話。ポルトガルの陶器と言ったらこれ!というのがVISTA ALEGRE。VISTA ALEGREはアヴェイロから少し車で行ったところに直営の工場があるポルトガルでは1番有名な陶器のお店の一つです。私たちも、結婚式、出産など何かお祝い事があると、必ずここの食器をくれるポルトガル人が何人かいるくらい。
ここは1800年代に貿易商によって創立されました。彼は元々、タバコ、絹、香辛料などをマカオから仕入れる仕事をしていて、そのうち中国陶器の輸入を始め、それに魅了されこのVISTA ALEGREの窯元を創立したそう。アジアの影響を受けているのですね。
茶道にハマっている私は中国の陶器も大好きなので、創立者のジョゼの気持ちがよく分かります。当時から中国の陶器は世界中の人を魅了していたのでしょうね。
東洋から強い影響を受けていた創立者のジョゼと息子のアウグスト。言われて見ると、東洋的なお皿がないでもないですが、店頭に並んでいるのはほとんどヨーロピアンなもので、最近は観光客相手にビジネスを広めているので、ボルダロを主に置いてある店舗も多いです。
こちらの店舗では見つけられませんでしたが、「ロンバルディア」と呼ばれる少し前には1番人気であったVISTA ALEGREのラインナップはなんと、
日本から影響を受けているのです!
でた!日本とポルトガルとの古い交友関係!!!
Imariという名前の商品があり、そちらは日本の牡丹唐草などが描かれており、それをヨーロッパ調に味付けされてあります。
たまに茶道の先生が、水差しにインドネシアやタイの陶器を使っているのに、和室とマッチして気づかないことなどがあるのですが、もしかしたらVISTA ALEGREの商品にも、そんな「言われなければ外国のものだと分からない」ほど和室にマッチした陶器があるかもしれない!と思いました。
こちらが私たちがもらったお皿。ポルトガルの町の様子が描かれていて、ポルトの風景やリスボンの風景、ブラジルですがリオの風景のシリーズもあります。
ALMAシリーズはプレートだけでなく、エスプレッソカップやティーカップなどもあります。色々な国の柄集めもいいかもしれないですね!
ALMAシリーズの箱はこんなにカラフル!もらった時に嬉しくなるようなパッケージでした!
後は、こんなポップな柄の漫画みたいなシリーズもあるのですね。
私が茶道を始めたきっかけも、ポルトガルとの繋がりが始まりだったため、このような陶器とポルトガルの繋がりや、アジアとポルトガルの繋がりを見つける度に嬉しくなるものです。
次回はボルダロの直営工場に行った時のレポートを詳しくしたいと思います!
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ポルトガル人にとって大切な日 4月25日
最近は偶然にも紛争や戦争の映画を見ることが多く、色々と考えさせられているという週が続いていたのですが、そんな中で25 de ABRIL(4月25日)がやってきました。毎年この時期になると書いているのですが、ポルトガル人が誇りに思うカーネーション革命の日。血を流さず独裁政治を終わらせた日から50年です。
50年・・・
なんだかまだまだ最近のことですね。
この日はポルトガルは祝日なのですが、日本人のように、「今日って建国記念日だっけ?なんだか分からないけど、とりあえず祝日だよね」というただの祝日のレベルではなく、今もなおポルトガル人が誇りに思っている大切な日です。
本当に人間は、血と涙無しでも解決や改革ができるということをこの日を機会にみんなに考えてほしいと思いました。まぁ、お金や権力争いが絡むとそう簡単に行かないのが現実ではありますが・・・。
一部の人々に莫大なお金が入ってくるため、今も必ず世界のどこかで起きている紛争や戦争。日本にいると、そういうことからは遠すぎて、「戦争がない国に生まれてきて幸せだ」でなんて言おうものならイジられるのがオチですが、70年前には日本もその地として選ばれていたし、何よりこれから数十年先、いつまた日本が戦地になるか、世界が混乱するかなんて誰にも分からないと思います。
AIの進化が進む中、グローバル化という言葉に価値すらなくなってきている最近。今まで「普通」だと思っていたことなどが崩れたり、権力の逆転なども、瞬時に起きて行く可能性も大いにあるのではないでしょうか。
政治的なことは私たち一般人には何もできないのが現実ではありますが、何かが起きた時に、メディアに振り回されない自分や、物事をちゃんと自分で考えられるクセを今からつけておけば、将来政治的な混乱が起きたときにも、カーネーション革命のように、血を流さずに争いを終えることが出来るようになるかもしれないと本を読みながら思う本日でありました。
最後に一枚。リスボンのテージョ川にかかる「4月25日橋」です。(そう、それが橋の名前。)
Ponte 25 de Abril
今回の革命には関係ないですが...
よく書いていますが、ヨーロッパは橋や道の名前に、よく大切な日の月日が付けられます。最初は覚えるのが大変でした・・笑
カルダス・ダ・ライーニャ で発見した男性器?
ちょっとショッキングな見出しと共に始まる今回の記事ですが卑猥な話ではないのでご安心を。
ボルダロの工場もあるため、陶器で有名なカルダス・ダ・ライーニャ 。名前はポルトガル語で「王妃の温泉」という意味で、いつも面白い名前だなぁ〜と思っていました。
名前的にも意味はあると分かっていたものの、詳しくは知らなかったのでちょいと調べてみると、1484年にポルトガル王妃が旅行中にこの町を通り、臭い水に(硫黄の匂いですね)足をつけている人々を発見して、ムムム?と思い、自分もつけてみるとリウマチが治り感動し、温泉病院を建てさせた。その影響でこの町の名前が「王妃の温泉」になったとのことでした。
温泉系の歴史がポルトガルにはたくさんあるので、そんなところもまた日本との共通点だなと思ったり。こういうポルトガルの歴史面白い!!!
その後第二次世界大戦中には迫害されてきたユダヤ人たちここに住んでいたとも言われています。
ボルダロ・ピニェイロの工場へ足を伸ばした際に行った際に、娘の散歩がてら目の前の大きな公園を歩き、その例の病院を訪れてきました。
今日はその際に寄ったパステラリア(軽食屋さん)で見つけたものの記事。入ったパステラリアは
REI DAS CAVACAS
Cavacasとは、この町カルダス・ダ・ライーニャ のお菓子CAVACAS DAS CALDASのこと。その土地で有名なものは必ず食べたいといつも思っているので、CAVACAS(カヴァカシュ)と名前がついたお店に入りました。
この砂糖でコーティングされたパンのような食べ物が、この町で有名なお菓子、カヴァカシュです。
んん?あの下の赤いのはきのこ?何?いや、ボールが2個ついている。。そういえば、この町、至る所で、男性器を見る・・・もしやこれも男性器・・・?
なぜだ??
ということで思い切って入店してみると、やっぱり
アルーーーーー!!!
日本語で調べてみてもあまり出て来ないので、ポルトガル人の友人に聞いて見ると、分からないとのこと。思い切ってお店の人に、
「これ何の意味があるの?今、お祭り中ですか?」と聞いてみました。
すると、カヴァカシュ以外にも、カルダス・ダ・ライーニャ では男性器の陶器やお菓子が有名だということが判明。その昔Dom Luis王がこの町を訪れた際に「もっと面白いものを作れ」と言い、陶芸家たちが悩んだ結果、男性器の陶器を作るようになったそうです・・・笑
オイオイ。男性器作って喜んでいるのは幼稚園児までだと思いきや、違うのですね・・・このような類の陶器はlouça fálicaと呼ばれています。
そんな形を真似した作ったパンを、テラス席で食らいつく勇気もなく、結局いつものナチュラルオレンジジュースからスタート。
甘さ控え目のカヴァカシュが食べたいと言ったら出てきたこちら。パンの味が強めでした。
(しかし後からポルトガル人の友人にこれCAVACASじゃなくない?と言われました。泣)リベンジしなければ・・・
そしてここでも、ポルトガルで一番定番のハムとチーズだけを挟んだトースタミスタをオーダー。
サイドディッシュがチップスというのはよくあるのですが、オレンジがついてきたのは少し珍しかった・・・。
最後にアーモンドタルトTarte de Amendoaを注文。タルテ デ アメンドアもこれまたポルトガルで有名なスイーツ。アーモンドの生産でも有名なポルトガルでは、いろいろなところで見かけますが、大体このスタイルで、
これとっても美味しいです!
ポルトガルの食事はどれもこれも美味しくて困ってしまうのですが、スイーツは甘すぎて食べられないこともしばしば。しかし、このタルテ デ アメンドアは日本人の口にも合うスイーツだと思います。
他にも甘そう〜なメンバーがショーケースに並んでいました!
個人的には、このスイーツの下に敷いてある白いレースのよな紙ナプキンがとってもポルトガルっぽい雰囲気。笑
そんな中、ラッキーだとたまに薄いアーモンドクッキーを売っている場所があるのですが、なんとここは、チョコレートでコーティングされている!しかも小さめだから食べやすそう!!!
こちらは甘すぎず大正解でした!!!
カルダス・ダ・ライーニャ は陶器以外には静かで何もすることはない町だと思っていましたが、美味しいものや有名なものが色々あってとても楽しめました。
小さいながら、ポルトガルらしい町でもあるので、ぜひ行ってみてくださいね。
ここはバスターミナルもあり、位置的にも経由地になったりすることも多いので、どこかに行く途中に寄ってみるのもオススメです。
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ポル日記#026 世界のポルトガル熱
最近日本でも脚光を浴びているポルトガルですが、世界に比べたらまだまだだと思います。少なくともそう感じるくらい、英語の記事を読んでいると、ポルトガルがしょっちゅう出てくる。もちろん日本はポルトガルからはとても遠い国なので、入ってくる情報量やポルトガルと言ったら思い浮かぶイメージなどが少ないというのも影響していると思いますが・・・。
先日、私が大好きな雑誌FLOWを読んでいました。
これはポルトガルの雑誌ではなく、オランダで二人の女性がPAPER LOVERのために作ったオシャレな雑誌で、クラフト系のものや、マインドフルネスやワークライフバランスについての記事、アーティストの密着など、とても面白い意識の高い内容で、英語にも訳されています。
そんな本をゆっくり読んでいると、またもやいきなりポルトガルが登場しました。
今回はカナダ人のパターンデザイナーの日々を取材したものだったのですが、なんと最近彼女は活動の拠点をカシュカイシュに移したのだとか!
アズレージョからインスパイアされてるとも。
おぉ!!!!カシュカイシュは移住者に大人気のスポットですね。私もカシュカイシュはリスボンに近いけれど、海と共に生活ができるし、ゆっくりもしているし何より美しいので大好きです。
参考までに、こちらはカシュカイシュの雰囲気の記事
ポルトガルは昔はイギリスのあまりリッチではない人たちのヴァケーションの目的地でした。
その後、(というかフランスとポルトガルは昔から親交が深いのですが)フランス人がポルトガルに目をつけ移住し始め、ドイツ人もちらほらとやってきて、英語圏などの人がついて来たという感じがします。
その1番最後にちらほらと日本人がいる感じですね。笑
知り合いのポルトガルに移住を始めた人はカシュカイシュに住む人が多く、カシュカイシュは外国語を話している人ばかり。同時にフランスの影響を受けてかとてもオシャレにどんどんなってきていると感じます。
アーティストやノマドが住みに行く国としても人気ということは、やはり世界の産業革命に一緒に乗って行かなかった良さがここになって出てきたんだなぁなんて思ったり。大体、ポルトガルに好んで行く人々は、産業革命にバリバリ乗った国の出身者が多いので、これからはポルトガルの良さももっと重宝されていくのだと思います。
そして同時に、世界にある数少ない「古き良き」が残っている町がたくさんあるポルトガル・・・とにかく、アメリカの大手企業やフランチャイズには目をつけられないで欲しい・・・そう願う私たちであります。
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ポル日記#025 おススメのポルトガル語の絵本
今日はオススメのポルトガル語の本をご紹介。
Viagem à terra という本です。
前にもポルトガルのポルトガル語の季節の本を紹介しました。今日はブラジルの作者の本。ということでポルトガル語も前とは違い、ブラジル寄りなので読みやすいです。
色々な動物が出てきて、自然を汚さないでね!と動物達が説明するもの。ちょっとしたストーリーもあるので面白い。
出てくる動物はアマゾンっぽいものばかりなので、それもまた面白いですが親近感はない…笑!トゥカーノなんかも登場。
キャラクターの色使いもハッキリしているので、娘には面白かったようで、興味深く見てくれました。
娘には自然を愛する子に育って欲しいので、こういう本を好きになってくれると私としても嬉しいです。
ポルトガル語も読みやすいので、子供に読み聞かせするのにおススメの一冊です。
我が家はバイリンガルではなく、マルチリンガルを目指しているのですが、同じくマルチの甥っ子を見ていると、やはり日本語が難しすぎてというか独特すぎて、なかなか難しそう…
今のところうちでは優先順位はポルトガル語が1番低いのですが、甥っ子を見ながら本当にこれで良いものかと悩んでみたり。
私自身、日本語がテンポよく話せるようになってきたと思ったら、ポルトガル語が抜けていったりするので、言語取得はやはり難しいなぁ…と思いました。
何が正解かは分かりませんが、できる限り私が与えてあげられる武器は与えてあげたいと思い、続ける読み聞かせの時間でした。
本日の本
Viagem à terra
難易度:★★☆☆☆
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外国人?が喜ぶ日本のレストラン
お久しぶりです。
テンポよく書いてきたこのブログですが、ついに忙しすぎて更新が止まってしまっていました・・・私の新年の抱負が続くのは3月までか・・・
ですが、ここは気を取り直して、また記事を書いて行きたいと思います。仕事では展示会があり、プライベートではカナダからやってきた友人家族をガイドし、全く時間がない!!!そんな2週間でした。
しかし、展示会はとても好感触に終わり、満足。来てくれた方々本当にありがとうございました。
それでは今回の友人をガイドしたことにより感じたことを今日のブログでは書いていきたいと思います。
私たちが普段日本でガイドするのはポルトガル人ばかり。もっぱらポルトガル人が好きな日本のモノは抑えております。
第一位が八つ橋!!!!
これポルトガル人大好きです!!!!(しかし、ブラジル人は結構NG。)ブラジル人はアンコがNGの人が多く、ポルトガル人は、「あんこ最高!!!」な人が結構多いです。面白い。
そんなことは押さえている私たちですが・・・
今回やってきた友人はカナダ人。普段ポルトガル人とばかり触れ合っているため、どうする?と要相談になったのですが、色々な場所へ連れて行った最後に
豆腐屋うかい
に行くことになりました。
お部屋から見える景色は最高。
ここは東京タワーの真下で、とっても広い敷地内に全て個室という素敵なレストラン。お庭も広く取られていて、歩いていると千と千尋の神隠しの世界のようでした。
本当に素敵でカナダ人もAMAZINGの連発!アメリカ人だと結構日本の文化や伝統に興味がない人が多く(もちろん全員ではないです)カナダ人は大丈夫かな?と思っていたのですが、大喜びで安心しました。
しかし、そのことを素直に話してしまうと、「アメリカ人と一緒にするな!」とめちゃ怒られるという惨事が発生。
ポルトガル人やドイツ人など、ヨーロッパ圏の友人が多い私は、常にみんながアンチアメリカ体制なので、そういう体制になれていたのですが、カナダ人というちょっと私の友人の中ではマイナーリストと久しぶりに日々を共にしたときに、彼らはアメリカ的感覚なのか、ヨーロッパ的感覚なのか、全然分からなかったのです!!!!
もちろん日本の「欧米」とまとめる言葉には「おいおい 両極端の国々だぞ」と思っていたのですが、まさかそんな風にスカしていた自分がこんな惨事を犯してしまうとは・・・
事の発端は、私の放った一言「アメリカっぽいね」という言葉。
その一言でスイッチが入り、冗談まじりの討論が開始。軽く言った一言が、ここまで考えさせられるディナーテーブルの話題になるとは・・・自分は10年も外国に住んでいたのに、日本に帰ってきて平和ボケというか世界から距離を取ってしまっていたのだなぁとなんだか反省しました。
それとも、日本にいるからアメリカの良い情報ばかり入ってくるのかな?私としては褒めたつもりだったのですが・・・
ヨーロッパ系の友人より、ことごとくアメリカに対しての嫌悪感を出して討論してきたので、近い国同士余計に嫌いなんだな・・・と思いました。(これもまた人による)
ちなみにブラジル人はアメリカ嫌いな人はあまり見かけない気がします。日本人ほど崇拝はしていないけれど、まぁ憧れは結構ある人が多い気がしますね。
ということで、ディナーの話題はともあれ、ベニューは感動的なスポットだったので、これから、ポルトガル人やヨーロッパ、カナダの友人がくるときはここに連れて来ようと思える場所でした!広めの個室もとっても素敵な雰囲気で大満足。
同時に、ブラジル人やアメリカ人の友人は豆腐という食べ物に違和感を覚える人もまだまだ多いので無難に寿司や、カツ丼に連れて行った方が良さそうだなとも思いました。
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マリア像を崖から落とす儀式って?
前回の記事でナザレはビーチで有名な町でありながらも文化が色濃く、とってもカトリックな宗教的な町だと言うことも説明しました。
そんなナザレにいた時にとっても貴重なマリア像を動かす式に出くわしたので今日はそのことを。これはプロセッションと呼ばれるもので、列の先頭には旗を持った人と、よくダビンチコードなどで見る神父さんが。ヨーロッパで宗教的な催し物やミサがあるときはよく「観光客NG」的な雰囲気が流れるところがありますが、ここは一切そんな空気もなく、みんな結構写真などを撮っていてオープンな雰囲気。
確かに、先頭の人もサングラスかけているし、かなりカジュアルなプロセッションっぽい雰囲気でした。笑
カトリックの国に住んでいると結構よく出くわす風景で、教会から列になった人々が大切にマリア像やジーザスなどをみんなで運んでいく光景です。
それでも、みんな正装だしすごいなぁと思っていると意外とマントの下はジーンズだったり。
私が今まで色々な国で見てきた、マリア像を運ぶ列は、時間と日にちが決まっていて、町の教会から、他の町の教会へ運ぶ時の儀式の列だったり、教会から、街中のマリア像を飾る位置に持っていく列だったり、雨乞いの(秋分の日?)の儀式だったりしました。
しかし、それらは全て観光客用ではなく、カトリックの儀式だったので、もっと静かにアベマリアなどを唱えられて行われる厳かな式でしたが、ここはこんな感じ。
マリア像を大切に移動させながらも、みんな様々な格好をしていて、現代の人々とカトリックの昔ながらの風習とバランスが取れていてとても興味深い!
よくあるように、街中の礼拝堂まで持って行くのかなぁ?と思っていると、マリア像を崖まで持っていく・・・
え?と思っていると・・まさかの崖から投げた!!!!
カトリックの国に住み、カトリックではないけれど、ヨーロッパや南米の文化を深く理解するには、カトリックに対しての知識が必須だと思い、何にも知らないと困るということで、バイブルスタディーなどもしてきた私。
しかし、マリア像を海に投げるのを見るのは初!!!!
えぇぇえ???と思い、横の人に聞くと、海から守ってくださいということだよ!と横の人が教えてくれました。それに、前回の記事に書いた「ドン・ファスの奇跡」にも関係しているのではないかと。どこまで本当かは分かりませんが、驚きの儀式でした。
(念のため書いておきますが、もちろん例の4世紀からのマリア像ではないですよ!!!笑)
後から調べて見ると、航海の無事を祈ったりするために、マリア像を海に流すのは結構昔からやられている儀式みたいでした。しかし、崖から投げるとは斬新・・・・
宗教関係のことは色々な捉え方や諸説があるので、一纏めにしたり、断定するのは良くないと思いますが、ポルトガルのカトリックの人々はオープンな人が多いという印象をよく受けるのも事実です。
今回のプロセッションは、ナザレで垣間見たポルトガルの斬新なワンシーンでありました。
ナザレの教会
本日ブックスタートなるものに娘を連れて行ってきました。ポルトガル人キッズの中にいるときは、目立ってうるさいわけでもなく、落ち着きが無いわけでも無いのですが、日本人の中にいると、どう見ても落ち着きの無いように見えてしまうナザ。
ナザに他の日本人ベビーのように大人しくなって欲しいとは全くもって思っていないので、問題ないのですが、
どうやって他の日本の家庭ってあんな静かな子達を育てているのだ???
と、とても気になってしまいました。
本読み中に「アァー」とか言っていたのがナザだけでビックリしたと言う件。笑
と言うことで娘にちなんで、今日はナザレのお話を。以前の記事にも載せた通り、ナザレの町は面白い構造になっていて、下にも海沿いの町プライア地区が広がっていて、ケーブルカーで崖の上まで向かうと、そこにはまた教会を中心にした町シティオ地区が広がっています。
我が家では日本のそこら辺のテーマパークの乗り物より怖いんじゃないかと噂になっている例のケーブルカー・・・
このケーブルカーを登り終えると待っているのが、この風景!
たまらない絶景です!
そして、ナザレを身籠ったのはこの町だったので、この写真を見ると妊娠した時のことを昨日の事かのように思い出します。このナザレの綺麗な海とオレンジの屋根の美しさは1度目に焼き付いたら離れない、ダントツの美しさ。
ケーブルカーを登ったところには、展望台のようなものがあるだけでなく、シティオ地区と言う、小さな町がしっかりと広がっていて、こんなローカルなお土産やさんが続いて並んでいます。
この風景は本当にブラジルにそっくりなので、ブラジルは本当にポルトガルを写生したようにして作ったんだなぁと思いました。モザイクタイルも、ビルディングもお土産やさんの連なり方も、全部ブラジルのビーチ街のよう。この綺麗になりきれていない感がポルトガルらしく大好きです。
ここを通り越して行くと、ナザレの有名な教会が登場します。
この大きな教会が有名な「マリアの奇跡が起こった」教会
ノッサセニョーラ・ダ・ナザレ教会!
そもそも、この教会は4世紀にイスラエルのナザレスからマリア像が持ち帰られたことによってナザレという名前が付けられたことが有名で、4世紀からある(と言われている)マリア像がここにあるのですが、
その他にも、「マリアの奇跡が起こった」教会、別名、「ドン・ファスの奇跡」と呼ばれる出来事でも有名です。
サクッと説明すると、霧の中で狩りをしていた(笑)ドンファスがここの崖から馬ごと落ちそうになってしまうのですが、そこになぜかマリア様が出現し、マリア様によって助けられたという話です。
まぁ、これだけ美しく、独特な雰囲気を醸し出す場所ならば、そのような逸話がいくつあっても足りないような気がしますね。
娘にも命名してしまうくらいだし、本当に愛して止まない町です。
今はすっかりサーファーの町として有名になってしまったナザレですが、実際は4世紀から続くと言われている歴史ある町なのです。
ポルトガルの中でも有名な町とだけあって、町の規模に対してとても大きい教会でした。この町は綺麗なだけでなく、とってもカトリックな町でもあるので、次回はもう少しこの教会にフォーカスして紹介したいと思います。
3月にはこちらの展示会に出ます。
バイヤーさん専門の展示会ですが、遊びにきてね。
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城壁の町オビドシュのジンジーニャ
もうすぐ展示会を控えている私たち。チラシを作ったり、装飾を考えたり、怒涛の日々を過ごしています。自分たちが伝えたいことを言葉にしたり、商品の良さを写真で伝えたりすることって本当に難しい・・・私たちの商品を通してポルトガルの良さを分かって欲しいし、私たちの商品がみんなの「日々の小さな幸せ」の時間を作り出して欲しいと強く思って日本に出している商品なのですが、上手く伝えられているかどうか・・・最近の悩みであります。
きっとこのブログに来てくれている人たちはポルトガル好きの人たちだと思うので、みんなのポルトガル好きの気持ちも代表して世の中に伝えられるように頑張りますね〜。
さて、最近私たちが出した新商品のジンジーニャ。城壁の町オビドシュの出身なのですが、本日開いたポルトガル講座で何人かのお客さんにオビドシュのことを説明していると「どんな町か見てみたい!」と言うことでしたので、軽くご紹介。
城壁に囲まれた町オビドシュはリスボンに程よく近い町でとても小さく可愛い雰囲気。行かれた人はみんな好きになるのではないでしょうか。最近は「チョコレートの町」なんて言われ、年に一度チョコレートイベントなんかもあります。
この写真が城壁の中の唯一のメイン通り。
行くたびに人がどんどん増えて行くので、初めて行った時のスッカラカンだった道の風景を思い出すのが難しくなってくるほどです。ここのところのポルトガルの観光熱はすごいですね。
メイン通りのあちこちに小さな屋台のようにして売られているのが、このさくらんぼのお酒、ジンジーニャ。
チョコレートカップに入れてチョコレートボンボンのような形にして出してくれます。
(これは4つのうち1つだけプラスティックカップですが・・・)
みんな、その場で立ちながらクイッと飲んで、チョコレートをポリポリ。「美味しい〜
」などとそれぞれの国の言葉で言っています。
お土産用にバスケットに入って色々な会社のジンジーニャが売られていたり。去年の展示会では、このオビドシュの雰囲気を出そうとイメージしてブースを作ったりもしました。
メイン通りではないところの雰囲気はと言うと・・・
こんな迷路のようになっていて、
まさに物語の舞台!!!!
たまらないなぁ〜
一歩城壁の外へ出れば外はこんな感じ。とても素敵な緑が広がっています。
ポルトガルの田舎大好き!
城壁の町を遠巻きに見るとこんな感じです。
ちなみにこれは裏道から行ったので人は全くいませんが、メイン通りから行くと人と車で溢れ返っているので要注意です!
生産者の工場から向かったので、砂がすごい道にハマり、せっかく普通の値段で借りることが出来たベンツ様も、この写真を撮った後に真っ白になりました。笑
まぁそれを見越して、こんな中途半端なところで写真を撮っておいたのですが。(ポルトガルにいると、つくづく良い車に乗る必要はないな・・・と感じます。笑)
さてさて話を戻して・・・
私たちのジンジーニャのラベルも可愛い町オビトシュの雰囲気をちゃんと伝えられるようにデザインナーさんと生産者と会議を繰り返しながら作り上げました。
こちらは去年のクリスマスに二子玉川の蔦屋
でクリスマス商品として売られていた時のもの。
そして!!!!!
今週末からは渋谷のロフトでも取り扱いが開始されることになりました!
渋谷のロフトで売ってもらえることによって、きっと買いに行きやすくなる人も多いと思うので、ぜひこのポルトガルの風を感じに、手に取ってくださいねー!
味もラベルもこだわったポルトのジンジーニャ。ポルトガル旅行の予習、または復習にも、このジンジーニャを囲んで楽しんでみてください!
次の展示会にはこちらへ出ます。遊びにきてね。
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ラメゴのレメディオス教会の麓でランチ
ドウロにある、とっても美しい教会
Santuário e Escadório de Nossa Senhora dos Remédios
ノッサ セニョーラ ドス レメディオス教会
私が2018年で1番感動した教会としてあげましたが、とっても田舎なのに、なぜか行っている日本人がチラホラいる・・・なぜかなぁと思うと地球の歩き方に載っているからでした!
と言うことで、ここへ行かれる日本人は意外と多いかな?と思い今日はこの教会の麓で食べたランチを紹介。
とっても田舎の町だったので、レストラン自体もあまりない!そんな中で、ちょっと木陰にあるオシャレなカフェを教会の下に見つけたので、ここで食べよう!と決定。
大きな木に囲まれて、いい雰囲気〜 とここへ来たのですが、
これ・・・お店どこ?????
この席のお店が見つかりません!あれれ?とキョロキョロしていると、座っている人が「あそこでオーダーしてくるのよ!」と指差してくれた先が・・・
ココ!!!
これ、道の反対側にあるのです。
ただテラス席を道の反対側の広場まで出してしまったと言う・・・こういうポルトガルの姿勢最高。
道を越していたって、自分の土地じゃなくたって関係ない。みんな外に座るのが好きだから、外に席を増やしてしまえ!ってことですね。良いです。
ここの外はとってもオシャレでいい雰囲気なのに、店内に入った瞬間急に、「ポルトガルの田舎のパステラリア感」がムンムンとして来ます。このペーパーナプキンのようなのが、昔よく行っていたパダリアを思い出させて懐かしい。
見た目を気にしてない感じが元祖ポルトガルのパステラリアという感じで久しぶりに感じる手付かずのポルトガルの香りにウキウキしました。
うお〜甘そう!!!!!
私の持論ではありますが、田舎へ行けば行くほどスイーツは甘く、しょっぱいものは塩辛くなると思います。
そしてこちらには驚くサイズの手作りパンが。
MUITO GRANDE!!!!!!
大きいーーー!!!!
上の写真はカステラの原型となったと言われているパォンデロー。(真ん中に穴が空いているのです)下の写真はポルトガルでも定番のオリーブパン。
そして、このサイズの大きいパン、結構売っています。
ポルトガルでは、こういうパンを切りながら少しずつ食べて行くのですね。日本でもやりたいですが、湿気でできないし、まずこんな大きなパンを置いて置く場所がなさそう・・・。
さて、ここのコーナーはジロジロ見ていたら結局食べたくなってしまったので、この2つをデザートにオーダー。
ブリュレのような甘いお菓子と、ココナッツが上に渦巻き状になっているお菓子。ポルトガルのお菓子は卵黄をベースに使っているので基本的に黄色いものばかりです。
さてランチはというと、おすすめハンバーガーとスープセットというのを頼みました。前の記事にも書いたことがあるのですが、ポルトガルにもランチメニューのようなPrato do diaというものがあり、セットでお値打ち価格になっています。
ここはハンバーガーセットがオススメと書いてあったのでそれを。
見た目は普通のバーガーなのですが、これ見た目よりも美味しかった!
もちろんグルメバーガーと比べたら劣りますが、お肉も美味しく素朴な味ながら、なかなか満足。
そして、またその横についてくるスープがポルトガルらしく良い気分にしてくれました。
ポルトガルではよく飲まれる「野菜スープ」
主人は恒例のビファーナ
なかなか良い雰囲気のところで美味しいポルトガル風軽食を食べられて満足!
大きさは割と大きいパステラリアでしたが、しっかり作っている人の顔が見えるがパステラリア(軽食屋)でしたので、こちらへ来た時はぜひここに寄ってみてくださいね〜!おすすめです!
満足度:
★★★☆☆
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ポル日記#024 ナザレのビーチで見つけた不思議なもの
今日は、読書登録をしてくれている方はたくさんの通知がきてしまったかも知れません。申し訳ないです。
と言うのも、今日はナザレで見つけた面白いものを書こうと思ったのですが、その前にナザレの記事をリンクしようとした時に、ナザレの記事は以前のサイトで書いていたブログだったため上手くリンクできず・・・
何個も更新されてしまいました。
ちなみにリンクしたかった記事はこの記事と
この記事です。
両方ナザレについて書いた記事です。
そして、本日あげようと思っていたのが、ナザレで朝のヲーキングをしていた時に見つけたカラフルなこちら。
これ、ビーチ灰皿なのです。
ポルトガルのビーチはそんなにゴミが落ちているのを見ることはありませんが、こんなのを見てビックリ。ゴミ箱はどのビーチにもありますが、灰皿はそんなに見かけるものではないので思わす写真を撮ってしまいました。
よく見ると、結構使ってあります。へぇ〜
ポルトガルは日本に比べるともちろん少ないですが、私が住んでいたオーストラリアやブラジルと比べるとまだまだタバコを吸えるところが多い気がします。
日本は異常なほど多いので、比べものにはならないくらい日本よりは少ないにしても、やはり他の先進国と比べると多いですね。さすがにレストラン内で日本のように吸い始める人はいませんが・・・
日本は大好きですが、タバコがどこでも吸えるのだけは本当に勘弁して欲しいし、特にレストランで吸う人は最低だと思います。ご飯中に煙の匂いがしてくるって・・・本当に最低。
こちらはナザレでのヲーキング中に見つけた開店前の可愛いレストラン。
ポルトガルはタバコを吸う人が先進国に比べて少しだけ多いのは残念ですが、こうやって灰皿が置いてあることによってビーチの吸い殻のゴミが防げるのだと思うと、頭が良い防ぎ方だと思いました。(まぁ捨てていく人はツーリストだと思いますが・・・)
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ポル日記#023 ポルトガル風にジュースはワイングラスで
先日日本人の友人がお茶しにウチにきた時に、炭酸水をワイングラスに入れて出したら突っ込まれました。
もちろん高級なワイングラスではなく、IKEAの安いカジュアルに使えるワイングラス。
みんな気心の知れた10代からの友達だし、私のキャラがキャラだけにイジられたんだな!と思って笑っていたのですが、後々フと思い出したので考えてみると、日本でジュースがワイングラス(カジュアルな)で出てきたことって確かに無い。
そうか、友人はこれを笑ったのか!!!
お酒の飲まない私の家庭でのワイングラスの使い方はと言うと、もっぱら炭酸水やジュースを飲む時。このくせはブラジル在住中やポルトガルで影響されたのだと思いました。
ポルトガルってジュースがワイングラスのような背の高いグラスで出てくる!
こちらはレモネードを頼んだ時。
こちらはオレンジジュースを頼んだ時。
友人の家でディナーの時も結構ジュースやコーラをワイングラスにつがれます。もちろんあのグラスの薄い高〜いワイングラスではありませんよ。
と言うことで、家でカジュアルな会を開く時はポルトガル流にワイングラスでジュースや炭酸水を飲んでみては?少しだけ良い気分になれますよ!
リスボンのおすすめヴィーガンカフェ!
本日はリスボンのヴィーガンスポットを紹介。ヴィーガンやベジタリアンの人々は国によっては行く場所にもかなり困ると思います。
オーストラリア、ドイツ、アメリカ、カナダなどのヴィーガン先進国と比べ、ポルトガルはまだまだヴィーガン・ベジタリアンスポットが少な目だと思います。日本は本当に全くと言って良いほどないので、もちろん日本に比べれば、ポルトガルの方が多いのですが・・・。
ここ数年デジタルノマドの人々がポルトガルに好んで来始め、その人たちがヨガと一緒にヴィーガンやベジタリアンの波を運んで来たように感じます。
私たちはベリタリアンではないのですが、食には気をつけているので、こだわり系のカフェやレストランは大好き。
をご紹介。
入り口には可愛いアズレージョがあるのが目印です。
この雰囲気の良い開放的なカフェを通り過ぎる度に、良いエナジーを発しているカフェがこんなところにあるんだなぁ〜と思っていました。
中にはパソコンを持って仕事をしている人や、会議をしている人などもチラホラ。横の人たちも話しているのはポルトガル語だけれど、ブラジル訛りだし、周りもみんな英語。ウェイトレスさんもアクセントのない流暢な英語で席に通してくれました。
なるほど、やはりここもノマドが集う場所なのね。ポルトガルではヘルシー系の場所はノマドたちの聖地になってる感があるので、ふむふむと思いました。
入ったところに並べられているケーキも全部ヴィーガンケーキ!!!すごい!乳製品を使わなくても、こんな立派なケーキがたくさん作れることにビックリ!授乳中の私にも本当にありがたい!バリなどに行き慣れている人は普通かもしれませんが、私はヴィーガンのものに慣れていないので驚きました。
ここはヴィーガンメニューが豊富ですが、もちろん普通のメニューもあります。
お店は奥の方へ行くと暗くなって行くのですが、観葉植物がどこにでも並べられていて本当に幸せな空間づくりがされていました。
開放的で働いている人も親切でハッピーだし、最高なバイブス!
軽い軽食を食べている人も結構いましたが、私はベリーケーキとカプチーノをオーダー。
おお〜!!
豆腐などを使っているらしいですが、美味しい!!!
それに、こんなに綺麗に作れるなんてスゴイ。いつもあるというメニューもなく、その日にあるケーキの中から選ぶというスタイルにも好感が持てました。
同じものの安定供給は、もう必要なくなって来ている時代だと思います。
カプチーノも美味しかった!!!
COMOBAは開放的でモダンな造りだけれど、昔からのビルディングを守って作られているのもとっても素敵。普段辛口のコメントばかり書いている私のブログですが、ここは本当にお気に入りスポットになってしまいました。
途中、横に座っていたアメリカ人の女の子に、
「お手洗い行きたいから、パソコン見ていてくれる?」
と話しかけられ、その後その子と色々話していると、その子もノマドライフを送っているようでした。
私は昔から、アメリカなどの北米の人と日本の人はそもそも「趣味嗜好」が違いすぎて例外を覗いては合わないと思っております。「欧米」なんて言葉で一括りにするけれども、「欧州」と「米国」は全くもって違う国だし、
日本人は絶対に「米」よりも「欧」の方が合うのに、アメリカ崇拝系の日本人が多いのは不思議なものだなぁ〜。英語が話せないから、深いところまでいかなくて、丁度嫌なところも見えなくて良いのかな?なんて思っていた背景があったのですが、そんな彼らもポルトガルの虜になっていると聞いて少し驚いています。
ポルトガルのアメリカ化は絶対にして欲しくないものですが、この資本主義とグローバル化が進んだ時代にどこまでポルトガルはポルトガルでいられるかどうかが見ものだなと思いました。
カフェの中にある若いオリーブもいい感じ。ヴィーガン、ベジタリアンの人、リスボンでホット一息したい時はこのCOMOBAでいかがですか?とっても良いバイブスが流れていてリスボンのオススメのカフェです。
おすすめ度:
★★★★☆
おすすめカフェ
COMOBA
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ポル日記#022 リズボンのトゥクトゥク
リスボンを思い浮かべてもらうと、皆さん黄色いトラムが狭い路地をスレスレに通って行くこんな風景を想像すると思います。
しかし実際のリスボンで目に入ってくる光景は・・・
こんな感じ。
んん?遠くから向かってくる黄色いトラムの前に、
赤いトゥクトゥクが!!!
そう、あのタイを走っているTukTukです!!!
しかもなぜかいつも派手に飾られている!
そして初めて行く人はみんなこう思うでしょう・・・
めっちゃトゥクトゥク走ってるじゃん!!!
数年前まではトゥクトゥクなんて全く走っていませんでした。
しかし、ポルトガル観光ブームが到来すると、ポツポツと見るようになり、気がつけば、トゥクトゥクは観光スポットへ行けばどこにでもいる存在になりました!
リスボンでは観光スポットならどこに行ってもトゥクトゥクがいて、運転手は結構イケイケ系の若い人たちだったります。
こちらはシントラで見かけたオシャレトゥクトゥク
アジアのトゥクトゥクを見慣れている私たちとしては、風景との不一致に何とも言えない違和感を感じていましたが、
実際リスボンの気候はいいし、道は細いし、坂も多いのでトゥクトゥクが丁度良いと言ったら確かに丁度良いのかもしれませんね!
ちなみに観光用であって、地元の人は乗っていませんよ〜。
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ポルトで美味しいスイーツを求めてOurivesaria Alliança カフェへ
本日はポルトの気になっていたカフェをご紹介。サンベント駅の近くで昔からの友人と待ち合わせをして久しぶりのお茶。お互いまさかポルトガルにこんなに惹かれることになるとは・・・やはり昔から好きなものが似ていたのね。なんて思ったり。
入る場所も決めていなく歩いていると、前から気になっていたカフェの前をちょうど通ったので、友達に美味しいか聞いてみると、彼女も入ったことがないと言うので、入ってみることにしました。
カフェの名前は Ourivesaria Alliança
この意味は「ジュエリー&時計」という意味。カフェなのにどうしてだろう?と思うとどうやら2階はジュエリーショップになっているようです。
このカフェ、ポルトに行ったことがある人ならば1度は見たことがあるのではないでしょうか?サンベント駅の近くなので、人通りも多く、私もいつも通る度に「素敵な雰囲気のカフェがあるな〜」と思っていたのですが入ったことはなく、今回やっと入ることができました。
サンベント駅
サンベント駅を出てメインの通りを歩いていると、一際目を引く花に囲まれたビルディングです。雰囲気はポルトガルらしくなく、パリをイメージしているのかな?という感じ。
今は観光客がほとんどですが、以前はポルトガル人のマダムがよく外の席などに座っていたので、ずっと気になっていました。
中に入ってみると、中もやっぱりポルトガルではないみたいな雰囲気。家具なども全くポルトガルらしさがないカフェでしたが、素敵な雰囲気で「重厚感がある」感じです。
写真は撮れませんでしたが、とってもバブリーな椅子や机もチラホラ。
可愛らしいショーケースの中にはカラフルなマカロンやエクレアがギッシリ!!!やはりフランスを意識しているのですね!納得。
雰囲気から予想はしていましたが、ここのスイーツは他のお店よりも高めで、ポルトガル系スイーツではありません。
他のお店では見かけないようなお菓子がたくさん並んでいたので、特にポルトガルではあまり見ることのないタルトなどをオーダーしてみました。
色々なタルト類と紅茶をオーダー。紅茶はほとんどポルトガルで飲めるところがないので、とても珍しいです。なんだかキルフェボンのタルトみたい。
気になるお味は…う〜ん…見た目は良いのですが、やはり、フランス系のペーストリーはフランス語圏で食べるか、日本で食べるかに限ります!
お値段高めの、優雅なティータイムを終えなんとなく感じたことと言えば・・・
この値段でこういう雰囲気を味わい人向きのお店であり、日本に住んでいる人ならば、舌が肥えていると思うので、満足出来ないかも…
なによりも・・・
ポルトガルにいるのにポルトガルらしさが微塵もなく、もったいない!!!
と思ってしまいました。
と言うことで、ここは旅行中ではなく、長期でポルトガルに住んでいる人にオススメのカフェです。2階には素敵なジェリーショップがあり、ポルトガルの伝統ジュエリー、フィリグラーナなどが販売されているので、優雅な雰囲気を楽しみに行ってみるのは良いかもしれませんね。
満足度:
★★☆☆☆
ポルトのカフェ
Ourivesaria Alliança