カルダス・ダ・ライーニャ で発見した男性器?
ちょっとショッキングな見出しと共に始まる今回の記事ですが卑猥な話ではないのでご安心を。
ボルダロの工場もあるため、陶器で有名なカルダス・ダ・ライーニャ 。名前はポルトガル語で「王妃の温泉」という意味で、いつも面白い名前だなぁ〜と思っていました。
名前的にも意味はあると分かっていたものの、詳しくは知らなかったのでちょいと調べてみると、1484年にポルトガル王妃が旅行中にこの町を通り、臭い水に(硫黄の匂いですね)足をつけている人々を発見して、ムムム?と思い、自分もつけてみるとリウマチが治り感動し、温泉病院を建てさせた。その影響でこの町の名前が「王妃の温泉」になったとのことでした。
温泉系の歴史がポルトガルにはたくさんあるので、そんなところもまた日本との共通点だなと思ったり。こういうポルトガルの歴史面白い!!!
その後第二次世界大戦中には迫害されてきたユダヤ人たちここに住んでいたとも言われています。
ボルダロ・ピニェイロの工場へ足を伸ばした際に行った際に、娘の散歩がてら目の前の大きな公園を歩き、その例の病院を訪れてきました。
今日はその際に寄ったパステラリア(軽食屋さん)で見つけたものの記事。入ったパステラリアは
REI DAS CAVACAS
Cavacasとは、この町カルダス・ダ・ライーニャ のお菓子CAVACAS DAS CALDASのこと。その土地で有名なものは必ず食べたいといつも思っているので、CAVACAS(カヴァカシュ)と名前がついたお店に入りました。
この砂糖でコーティングされたパンのような食べ物が、この町で有名なお菓子、カヴァカシュです。
んん?あの下の赤いのはきのこ?何?いや、ボールが2個ついている。。そういえば、この町、至る所で、男性器を見る・・・もしやこれも男性器・・・?
なぜだ??
ということで思い切って入店してみると、やっぱり
アルーーーーー!!!
日本語で調べてみてもあまり出て来ないので、ポルトガル人の友人に聞いて見ると、分からないとのこと。思い切ってお店の人に、
「これ何の意味があるの?今、お祭り中ですか?」と聞いてみました。
すると、カヴァカシュ以外にも、カルダス・ダ・ライーニャ では男性器の陶器やお菓子が有名だということが判明。その昔Dom Luis王がこの町を訪れた際に「もっと面白いものを作れ」と言い、陶芸家たちが悩んだ結果、男性器の陶器を作るようになったそうです・・・笑
オイオイ。男性器作って喜んでいるのは幼稚園児までだと思いきや、違うのですね・・・このような類の陶器はlouça fálicaと呼ばれています。
そんな形を真似した作ったパンを、テラス席で食らいつく勇気もなく、結局いつものナチュラルオレンジジュースからスタート。
甘さ控え目のカヴァカシュが食べたいと言ったら出てきたこちら。パンの味が強めでした。
(しかし後からポルトガル人の友人にこれCAVACASじゃなくない?と言われました。泣)リベンジしなければ・・・
そしてここでも、ポルトガルで一番定番のハムとチーズだけを挟んだトースタミスタをオーダー。
サイドディッシュがチップスというのはよくあるのですが、オレンジがついてきたのは少し珍しかった・・・。
最後にアーモンドタルトTarte de Amendoaを注文。タルテ デ アメンドアもこれまたポルトガルで有名なスイーツ。アーモンドの生産でも有名なポルトガルでは、いろいろなところで見かけますが、大体このスタイルで、
これとっても美味しいです!
ポルトガルの食事はどれもこれも美味しくて困ってしまうのですが、スイーツは甘すぎて食べられないこともしばしば。しかし、このタルテ デ アメンドアは日本人の口にも合うスイーツだと思います。
他にも甘そう〜なメンバーがショーケースに並んでいました!
個人的には、このスイーツの下に敷いてある白いレースのよな紙ナプキンがとってもポルトガルっぽい雰囲気。笑
そんな中、ラッキーだとたまに薄いアーモンドクッキーを売っている場所があるのですが、なんとここは、チョコレートでコーティングされている!しかも小さめだから食べやすそう!!!
こちらは甘すぎず大正解でした!!!
カルダス・ダ・ライーニャ は陶器以外には静かで何もすることはない町だと思っていましたが、美味しいものや有名なものが色々あってとても楽しめました。
小さいながら、ポルトガルらしい町でもあるので、ぜひ行ってみてくださいね。
ここはバスターミナルもあり、位置的にも経由地になったりすることも多いので、どこかに行く途中に寄ってみるのもオススメです。
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