ブラジルの歌姫マリーザ・モンチのコンサートへ
本日は少々熱い記事になります!先日、ブラジルの歌手
のコンサートへ行って来ました。これがもう・・・たまらなかった!
彼女の声は、私にとって「ザ•ブラジル」の声。一応ジャズの中に振り分けられているようですが、彼女の歌はジャズとも違うと私は思う。でも、もちろんポップでもない・・・
ロンドンオリンピックの閉会式でマリーザ・モンチが歌ったためか、外国でも割と彼女のAinda bemは人気ですが、日本ではあまり知られてないのかな?日本人のお客さんは見渡す限りほとんどいませんでした。彼女の歌は巷に溢ているような軽い歌ではなく、とにかく自分を自分の世界へ連れて行ってくれる深い歌なのです。マリーザ・モンチの独特の歌声は本当に脳内まで響く、他の誰にも真似できない声だと思います。
今回はブラジル人の駐在員の仲良しの子と、アメリカ人の子と3人でショーに出向いたのですが、みんな彼女の歌には各々の思い出があり、1曲目、時間通りにパッと出て来てパッとMARIA DE VERDADEを歌い出した際には3人で静かに号泣。鳥肌が止まらず、こんなことってあるんだ!!!!と自分でも驚きました。というかマリーザ・モンチをこんな近くで見れるなんて!
ブラジルでは常に巨大なホールを埋め尽くしているマリーザ・モンチのライブ。ここは割と小さいコンサートホールだったので、こんなところでコンサートをやってくれるの?と色々と驚いたのは言うまでもありません。
たまにポップスターのコンサートなんかに行くと、音程ガタガタで全然歌えてないとか、興奮しているのか、やたら皆に歌わせてくるなんてこともあるのですが、彼女の声はCDそのもの。というか生歌はCDとは比べ物にならない。これが本物なんだ〜!なんてずっとホクホクして聞き入ってしまいました。
ブラジルだったらチケットも取れないだろうし、値段ももっと高いと思うので、本当に日本に帰って来てよかったと1曲目からシミジミ。マリーザ・モンチは廃れない曲を何十年にも渡ってラウンチし続けているので、彼女の曲には色々な思い出が染み込んでいるのです。
私がポルトガル好きになったそもそもブラジル好きだったと言うのがありますが、ブラジルに惹かれるようになったのも、元々は音楽が始まり。ブラジル人交換留学生の友人の影響で14歳ごろからブラジルの歌が大好きでした。
ポップシンガーJota QuestのDias melhoresがでた頃で、他のティーンと同じく彼のドスがきいた声が好きで、Jota Questにどハマりしていたのですが、その友達が焼いてくれたCDになぜかマリザモンチの曲も一緒に入っていて、その時からなんとなく聞くように。
その後、私がオーストラリアで大学生時代を送っている際にも結局仲良く戯れるのはブラジル人だったのですが、そんな時代にマリーザ・モンチはTribalistasとしてアルバムを出し、その中のJA SEI NAMORARという曲をほぼ毎日聞いていました。
そして、数年前にした結婚式でも、ブラジル人の友人がAmor I love youというマリーザ・モンチの大ヒット曲を生演奏で歌ってくれたのです。
その他にもヒット曲は数え切れないほどあるのですが、彼女の歌は本当に廃れない!!!!彼女はあまり軽いポップショーのようなものにも出てこないので、それがまた彼女を特別な存在にさせるのかもしれません。
MCも静かに日本に来れたことを喜んでいる感じで、余分なことは一切言わない。こういうのがマリーザ・モンチらしいな〜と再び惚れ惚れしてしまいました。ニューヨークでショーをやった際には、坂本龍一をゲストに呼ぶという大物ぶりにも納得です。坂本龍一も大好きなので、マリーザ・モンチとのコンビネーションは最強すぎて目眩がしそうですね。
マリーザ・モンチは、私生活はほとんどブラジルでは明かしていないようですが、なぜか日本の雑誌の方がインタビューに色々と答えています。
ティーンエイジャーの頃から、節々色々な気持ちで聞いて来たマリーザ・モンチの曲。その曲を今大切だと思う友人と生で聴けた感動たるや・・・ノスタルジーに浸り、私も色々なことを彼女の音楽と乗り越えて来たなぁ〜とステージを見ながら思い、彼女の画面からは伝わらない美しさに圧倒され聞き入っていると、もう涙が出て来そうになりました。
横を見ると友人も遠く離れたこの地でマリーザモンチの曲を聴けるとはと泣いていました。笑 きっと彼女の歌声は人々に色々な感情を届ける力があるのだと思います。彼女の独特の歌声は本当に身体中に響き、心に刺さる。
マリザモンチに出会えて良かった。
ブラジルに出会えて良かった。
ポルトガルに出逢えて本当に良かった。
私の人生への色付けはこの人の歌声と共に始まったのかもしれない。そんな風に感じた特別なコンサートでした。
アンコールには二曲とも、私が思い入れがある青春の曲Já Sei Namorarと結婚式の曲Amor I love youという奇跡も起きたので、ここに二曲貼っておきます。
APROVEITE!!!!
人っ子一人いない不思議なポルトガルの町
お知らせ!
今週末10月13日14日は代官山ヒルサイドパントリーで開かれる「猿楽祭」に顔を出させてもらいます。最近はイベントも少なくなり、お客様に会えることも少なくなって来てしまったので、今回のイベントで皆様にお会いできたらな〜と思います!ぜひお出かけがてら顔を見せてください〜!
先日、人っ子一人いない不思議な町に出くわしました。ポルトガルは本当にUNTOUCHEDな場所がたくさんあり、それが自分だけを特別な場所へ連れて行ってくれるような。世界が凄まじいスピードで変化していくのもどこ吹く風。という顔で変わらずにいたのが、ここまで惚れ込んだ理由だったのですが、昨今のポルトガル人気は本当にすごい!!!
リスボンが人でごった返している昨今、遠くまで静けさを求めて行ったのにも関わらず、あんなに車で運転して、こんなに遠くまで来たのに、気づけば隣客は
オーマイゴーッシュ
と超アメリカ英語で騒いでる観光客・・・なんてことが多い最近のポルトガルの現実です。
大好きな国ポルトガルが脚光を浴びて、よく分からない昔の友人とやらからも「ポルトガル行くのだけどオススメスポット教えて〜」なんて連絡がくるようになったのは、嬉しい反面、インディーズバンドを応援するような気持ちで寂しいものがありますね。
どうか、完全なるアメリカ化だけはされないで欲しいな・・・(多少はやはりしょうがない。)
さて、今回はトランコーゾ に行く途中にTERRENHOという町を発見しました。
なんでもないポルトガルの田舎町ですが、私からするとこの光景がすでに尊い。何もない道を走っているといきなり村が登場!
ここの辺りの光景は面白くて、先日紹介したモンサントのように色々な場所に巨大な石がゴロゴロと転がっているのです。
この写真は遠くに見える石の集合体。
たまに一個だけ、草原の真ん中にゴロリと転がっているものなどもありました。ここの地形は一体どーなっているのだ??と運転中にもキョロキョロしていた時だったのですかさず停車して町を見て行くことにしました。
この白いつなぎ目できた石の家を見ると、初めて来たときに見て感動したポルトガルの田舎の光景を思い出します。3匹の子豚のお話にでも出て来そうな家々。ポルトガルの田舎にはよくある家々です。
しかし、ここの村、歩いても歩いても人がいない!!!チャペルもしっかりとあるし、町も綺麗なので人は住んでいるのだろうと思いますが、とにかく誰にも会わない!
「ここは数十人の村では?」「どうやって生きて行くのだろう?」「グローサリーなどは?」と思ってしまうような村にまで、こんな立派な教会があるのはさすがポルトガル。
そんなことを思いつつふらふらと不思議な町だ〜物語に入り込んだみたい〜(またもや夢見る発言)と思っていると。立派な建物が登場!
これはなんなんだろう??と思い入ってみようとノックをしてみたのですが、誰もおらず。閉まってはいたものの色々見てみると、ホテルというか民宿でした。(Alojamento Local)それと共にツーリスムオフィスとちょこっと書いてあるのを見て、またもや
「こんなところにまでツーリストが来るのかー!」
とビックリ。しかし30分くらいいても誰にも会わなかったので、さすがにあまり人は来ないところなのでしょう。
この宿が少しだけ気になったので、サイトで調べて見ると、
「この宿に一人で泊まった」
「管理人さんも次の日までいなかった」
などという口コミを見つけたので、ふむふむそーいうことか。と思いました。来たるべき未来のために、受け入れ場所を準備しているのですね!笑
町から見下ろせる場所には小ぶりの湖が。話は少し反れますが、ポルトガルにはあまり湖がないため、彼らは湖を見るととても興奮する気がします。ヨーロッパ1を誇る大きさの湖アルケバもポルトガルにあるのですが、みんなそこのことも大絶賛しておりました。
日本に来たら、浜名湖へ連れて行ってあげよう。笑
まだまだありそうなポルトガルの秘境。これからも、全力で探して行きます!
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ポルトガルで人気の子供服ブランドCHICCO
本日はいつもの記事とは違うサラッと読める軽い感じのプライベート日記です。
以前ポルトガルの人気子供服について紹介しましたが、アクセスがとても多いので今回もまた子供服の記事を・・・
ポルトガル人ママ友の間でも圧倒的な人気を誇っているのが
CHICCO
子供用品と言ったらCHICCO!と言う感じのポジションを得ているブランドです。
日本にはまだ上陸していないブランドですが、イタリアのブランドでヨーロッパ中では安定の人気なので、ヨーロッパに行ったことがあるママさんたちは皆見たことがあるのではないでしょうか!イタリアや日本ではイタリア発音でキッコと呼ばれているのですが、ポルトガルではポルトガル発音で読むため、まさかの
シッコ!
日本語では読み方が滑稽に聞こえて笑うしかないですね。
ということで先日、ポルトガル人の友人にプレゼントにキッコの秋物の洋服をもらいました。
可愛いー!キッコはベビーカーやカーシート、哺乳瓶やおしゃぶりなどと、洋服より、赤ちゃんグッズのイメージが強かったのですが、洋服も結構作っているのですね!!!
この洋服をもらった時に、おもちゃをもらったりするよりも嬉しかったので、次の週に私もキッコのお店へ出向いて、友人の出産祝いを購入して来ました。(おもちゃがありすぎると子供のクリエイティビティが下がるという記事を読んだので。笑)
か・・・かわいい〜〜〜!!!記事や色味に惚れてすぐに購入!まだ友人の赤ちゃんは産まれていないのですが、彼女も海外に住んでいるので、次に会えるのは4ヶ月の時・・・ということで大きめの9ヶ月用にしておきました。
この次の週に行ったら、まさかの全品20%オフになっていたので泣きたい気分ではあったのですが、まぁ買ってしまったものはしょうがない・・・
赤ちゃんの洋服には全てこんな感じのタグがついています。
これもかわいい!
ついでに娘の冬服ニットも購入!
日本は女子のものは結構ピンク!!!リボン!!!という感じのものが多いので厳しいですが、ヨーロッパのデザインは可愛い!!!ポルトガルのキッズも結構オシャレな子が多いなぁ〜と思っていたので、可愛いお洋服とプレゼンが買えて大満足でした。
ポルトガルへ行ったら是非CHICCOに行ってみてくださいね〜!
ポルトガルキッズと遊ぶのがいつもとっても楽しそうなナザ。
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日本食レストランとポルトガル夏の風物詩である珍味
お久しぶりです!夏のVACAYから帰ってまいりました。ブログの更新も滞ってしまいましたが、皆さんも素敵なVACAYを過ごされたことを願っています!ポルトガルへ行かれた方もいるかな?
さてさて今までも何度かポルトガルにある日本食レストランをご紹介してきましたが、本日は友人が経営する日本食レストランをご紹介。
私たちは旅行中は、ほぼほぼ日本食を食べないのですが、一緒に旅行に行った私の両親などは、旅先に出かけても、なぜか日本食を欲する!!ということで、旅行中に日本食レストランへ行かれる方は意外と多いのかな?と思い今回はこの記事を選びました。
本日紹介するレストランはリスボンの新しいエリアにあるSUSHI HOUSE
ARIGATOです。
お盆前にアップすれば、お盆にポルトガル旅行する方々も行けたかな〜?と思っていたのですが、アップが間に合わず・・・。飛行機の中で書こう!なんて呑気に思っていたら、娘の面倒に精一杯で何も進まずでした。出来ないと心のどこかで分かっているのに、「いや、やれば出来るんじゃない?」となぜかポジティブになってしまうのが、ホリデー中の仕事の計画ですよね。笑
さてさてこちらのレストランARIGATOはポルトガル人の友人によって経営されている日本食レストランで、新しいエリア
Parque das nações
にあります。
よく外国の日本食屋さんは中国人が経営しているなどと言いますが、ポルトガルは半々。オシャレ系はほとんどポルトガル人が経営している率が高いです!そして、なぜかスシ職人はブラジル人!!!面白いですね!
定番のハチマキ。雰囲気だしにはやはりハチマキがウケるのだそう。
ブラジルもポルトガルもありがちなのが、寿司屋さんはrodizioと呼ばれる、好きなものを何回も頼めて、値段が最初から決まっているシステム。これを頂戴!と頼むと、その分だけ、こんな感じで持ってきてくれます!
サーモン率がめちゃくちゃ高いのは、外国はどこの国も同じではないでしょうか?
こちらは餃子。揚げられたものです。
そして、こちらは海外定番のお寿司、ロミオとジュリエット。
いちごとクリームチーズのお寿司です!
このお寿司が流行り始めたのは10年ほど前だったと思うのですが、最初は
ナンダこれ???
状態だったのが、ついに普通になってきてしまいました。人間って面白いものですね。日本では絶対にNGだとは思いますが、先入観をゼロにして食べてみると、意外と美味しいと私は思います。
こちらはポルトガルで大人気の炙りサーモン!!!炙りはかなり人気だと思います!私もサーモン好きですが、ポルトガルではスシはサーモンが1番の王道です!ちなみに赤身は苦手な人が多いかな。
私が大学生の時にはまだヨーロッパでは、スシ?EWWW イウ〜 と言ってた人も多い時だったので、やはり臭みがないサーモンが人気なのは分かる気もしますが。
そしてそして、ここで、オーナーがドヤ顔をして、お気に入りセットを出してきてくれました。
じゃ〜〜〜ん!!!
スゴイ!エンターテイニングなSUSHI!!!!!ドライアイスで演出!!!やはりポルトガル人にとってお寿司を食べることはファッショナブルな要素も多く入っているな〜!と思いました。値段が高いのもあると思いますが、「日本人」と言うと会話作りに
「I LOVE SUSHI」
とドヤ顔で言われるのは、やはりSUSHIがオシャレな存在だからですね!
しかし、友人を目の前にして、日本人の私たちを相手にドヤ顔で日本食を出せる自信ってなかなかで、さすが売れているだけあるな〜と思いました。
そしてここでもう一つ!!!
今回は、ここのメニューにはないのですが、友人が
「二人が来るから今日はスペシャルなものを用意しておいたよ!あなた達ならポルトガルの夏の味をもう食べたよね?」と言い、おもむろに従業員にアレを!と頼み、持ってきてくれたのが、こちら!!!!!
ズームして見ると〜・・・
うあ〜やっぱりリアルなカタツムリだーーーーー!!!!!!
生々しい!これ、夏のポルトガルの風物詩であるカタツムリなのです!これをビールと一緒に食べるのが、夏のポルトガル人スタイル!!!
エスカルゴのような食用のイメージでもなく、本物のカタツムリ!笑 最初はウゲ〜と思いましたら、子供もバクバク食べているし、周りのポルトガル人もここぞとばかり、モグモグ食べていたので、私も食べなくては・・・という思いで手を伸ばしてみると・・・
お・・・美味しい!!!!
しょっぱいけれどなんだか美味しいしクセになる!!!
ビールが飲めない私はレモネードと共に頬張りましたが、ポルトガルの夜風に吹かれ食べるカタツムリとレモネードのコンビネーションが、
たまらなく美味しかった!
皆さん覚えておいてくださいね!そして、夏にポルトガルにいかれた人は怖がらずに、カタツムリを食べてみることを強くオススメします!!!!美味しいですよ〜〜〜!!!
こちらのレストラン、おしゃれしたポルトガル人がたくさんいるので是非水族館の帰りなどに訪れてみてくださいね!
SUSHI ARIGATO
おまけ。
先日、日本テレビの朝の番組「バゲット」にバカリャウの写真を提供させてもらいました。こんな感じでポルトガルがフォーカスされることが普通のテレビでも多くなってきたのは嬉しいばかり!
何度見ても、バカリャウは大きい〜!
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ポルトガル流の子供へのプレゼントと洗礼式
昨日家に帰ってくると、ポルトガル人のマドリーニャ(ゴットマザー)からパッケージが届いていました。彼女は昔から私にたくさんのプレゼントをくれるのですが、娘が産まれてからというもの、ものすごい!!!毎回感謝の気持ちでいっぱいです。
毎回、ポルトガルのCTTの文字が見えると気分が上がってしまう私です。何よりもパッケージを受け取ったときにポルトガルの香りがする!!!
さて、今回は何が届いたかと言うと、娘用の洗儀式のグッズ。見た瞬間、
「これめっちゃポルトガルだ!!!」
と思ったので、ここでご紹介したいと思います。
ポルトガルは何と言ってもカトリックの国。国民の91.4%がカトリックだと答えています。そんなポルトガル人が子供にする儀式的なこと・・・それはバプタイズと呼ばれる洗礼式で「子供を神に紹介する」というニュアンスの儀式です。
今回届いたこのキャンドルは教会で洗礼するときに火を灯すもの。
そして洗礼式では水を使うのですが、この布は洗礼された後に頭を拭くもので、その後も大切に取って置かれるものです。ここに書かれている、「O meu batizado N」は「バプタイズされたN」(イニシャル)という意味。
今まで色々なこの布を見てきましたが、これは本当にお洒落で可愛い!!キャンドルも本当に綺麗なレースでデコレーションされていて、ポルトガルのハンドメイドの質の高さに感動してしまいました。
そして最後は手作りの着せ替え人形。こう言うポルトガル人のシンプルだけれど愛のこもったプレゼントは本当に心に沁みます。大切な友達から離れ、日本に帰ってきてからは少し寂しい日々は続きましたが、こうやって時間が経ってもいつまでも海の向こうから私たちを気にかけてくれる友人は本当に有難いと思いました。
さてさて、皆さんが気になっているだろう宗教について。日本人の私たちは色々なものを文化に取り入れているため、宗教に対しては一概に言えないというか難しいものがあります。私たちは一般の日本人同様に、特に信仰している宗教もないため、ポルトガルの教会で本当に洗礼させるかは謎ではありますが、マドリーニャからのプレゼントはとてもポルトガルらしい大切なものとなりました。
娘の名前はカトリック的にもとても強い意味があるため、カトリックとして洗礼させないにしても、色々とカトリックのことを知っておく必要があるとは思っています。まだ1歳なので、これからですが・・・。
最後に、こちらは本日ブラジル人の友人にブラジルお土産としてもらったCafé da Roçaと呼ばれるもの。 田舎のファームなどでよく使われるカップで、ブラジル(特にミナジェライス)を象徴しているものなので面白いなと思い最後にここに載せてみました。
ファームの雰囲気を演出したい時などにはこのカップでコーヒーを飲むというブラジル流ファームカップ。こうやって4つセットでもらうとカラフルで可愛いな〜。
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いきなり押し寄せたポルトガルの波!
先週は東京ビックサイトで行われた、バイヤーさんの方々向けの展示会、インテリアライフスタイルショー2019に出展し、大忙しの1週間となりました。
素敵な シームのTHE CORNER SHOPから始まり、
インテリア系はお洒落なブースばかりで出展者の自分もワクワク。
色々なブースの形もあり、前のブースの人たちと、「どのショッピングセンターよりもワクワクするよね」なんて話で盛り上がっていたほどです。
こちらでお会いできた皆さま、声をかけてくれた方々、本当にありがとうございました!だんだん「あれポルトさんの商品見たことある〜」「あなたたち知ってるよ〜」なんて声も増えてきて嬉しかったのですが、何よりも・・・
ポルトガルに興味がある人たちが格段に増した!!!
と今回の展示会で感じました。
ポルトガル熱がジワジワときていることは分かってはいたのですが、普段ポルトガルに目を向けているからそう感じるだけかな?と思っていた節もあったのですが、「ポルトガルに行きました」「ポルトガルに行きます」という声を聞く数がドンと上がりはっきり言って驚いてしまうほどでした。
ポルトガルと書いてあるから足を止めたよ〜
なんて声も・・・嬉しいです!!!
「ジンジーニャ美味しいよね!」なんて声もかけられ、
「え?!!!知ってるんですか!!!!!?」
と盛り上がる場面も。
新しいギフトパッケージなどは「前買ったよ〜」と言われることも多く、嬉しい限りでした!!!!
私たちはプレスツアーなるものに選んで頂き、ポルトガルの商品をプレゼンしたり・・・その時の記事はこちらに載せられています。
プロ向きの展示会でしたが、大変面白いものとなり、一般の方が入れたとしたら、ワクワクしてしまうんだろうな〜なんて思いながら自分もウキウキとブースに立つことができました。
ポルトガルもテキスタイルのブースがありポルトガル好きの私たちとしては、これからもっともっとポルトガルが注目されていくといいなぁと思いました。大手カトラリーブランドのクチポールさんや、石鹸や香水のクラウスポルトさんなどは独自のブースを構えていました。
食品のフーディスト部門ではポルトガルは私たちだけだったので、余計声をかけてもらえたのかな?
最後に都内の代官山にある人気店ヒルサイドパントリーさんでの様子。(写真は友人Yより)
この波に乗って、ポルトドポルトの商品も皆様のところへ、もっともっと届くといいな〜と思う展示会となりました。声をかけてくれた方々、本当にありがとうございました!
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ポルトガルの「あまり聞かないけれど美味しいお肉」
2018年まで週1回で書いていたブログ。2019年に入り新年の抱負でもっといっぱい書くぞー!と意気込んでいたものの、半年するともうそんな抱負など忘れてしまっている自分。結局週1回のポルトガル情報に戻ってしまいましたが、それでも更新しないよりは良い!と思い書き続けている最近です。何より勝手にポルトガル情報を発信するのが好きなので、気になっている人には届くと良いな!と思っております。
さてさて、少しの間私がハマっていたマッシュルームソースなるものがあります。エスカロペスという料理なのですが、これがもう絶妙な美味しさで、しばらくの間ただひたすら食べていました。ポルトガル好きの日本人の間でもやはり美味しいものとして挙げられるのが、バカリャウをはじめとする魚介系。今日はあまりポルトガル好きの間でも「美味しいよね〜」と聞くことがないけれど、私が美味しい!!!と思う肉料理を紹介したいと思います。
今回、その美味しい!に出会ったのはシントラ。写真はシントラらしい細道です。
この日も外に書いているメニューを見てエスカロペスがあるところに入店。
メニュー写真のクオリティがいかにもポルトガルらしいですが、そこもご愛嬌。
というレストランです。
シントラのメイン通りにあるお店ですが、そこまで観光客で溢れている感じでもなく、店内に入るととってもポルトガルらしい雰囲気。少し早めの入店だったからかお店の中には全然人がいませんでした。
とにかく暑かったこの日はまずレモネードをオーダー。ポルトガルのナチュラルオレンジジュースが美味しくて、どこでも頼んでいるということを毎回書いていますが、暑くでゴクゴク何かを飲みたい気分の時は専らレモネードへいく私。
ポルトガルは、レモネードも美味しいんです!!!
出た!!!
レモネードなのにこのグラス!毎回書いていることですが、ジュースを頼んでもワイングラスで出てきたり、こういうの大好きです!!!
ポルトガルでは、美味しいジュースがたくさんあるし、しかもそのジュースはどこへ行ってもワイングラスのような背の高いグラスで出してくれるので、お酒を飲めない私もまるで飲んでいるかのように楽しめるのが最高!!!
日本へ帰ってきて、たまに友人が家に来た時にそのままの感覚でレモネードやジュースをワイングラスに入れて出すと、
「え???」
と言われるので、もしかしたら嬉しい人ばかりではないのかもしれませんが、単純な私はすぐにテンションが上がってしまいます!笑
オリーブ、チーズ、パンのアッパタイザーからいつものポルトガルランチのスタートです。レストラン紹介の時は毎回書いていますが、出されたパンは食べなくても大丈夫ですよ!手を付けなければチャージもされないので。
さてさて冒頭に書いた、しばらく私がハマっていたものはこちら。Escalopes de vitela(Veal with mushroom sauce) 子牛の肉です。1プレート14ユーロほど。
んん〜〜〜〜〜!!!!美味しい!!!!!
Escalopes de vitelaはだいたいこの雰囲気で出てくるのですが、中には薄くスライスしてあったりするお肉もあり、マッシュルームソースがかかっています。
マッシュルームソースの味付けはお店によって様々ですが、このマッシュルームソースと子牛の肉の相性が抜群!!!そこにライスとこれば、ライス大好きな私としてはこれ以上欲しいものはありません!
日本にいると子牛のお肉をあまり食べることがないので、出会えないお料理ではありますが、ポルトガルでは結構色々なところにあるので、見つけると頼みますが、Escalopes de vitelaは絶対日本人好みの味だと思います!
こちらはビーフのマッシュルームソース
美味しいですが、やはりEscalopes de vitelaにはかなわない!!!メニューに美味しそうなメニューが何個かあって迷った時には絶対にEscalopes de vitelaを選んでくださいね!
ポルトガル好きの間でも、ポルトガルへ行ってこのエスカロペスが美味しかったー!という話はあまり聞きませんが、日本人の皆さん、
絶対に好きだと思います!!!
ということで、ぜひメニューに見つけた際には、「あ!これポルトさんのブログで勧めてたやつだ!」と思い頼んでみてくださいね!後悔はしないと思いますよ〜!
さて、私たちは、来週には展示会も迫っているので準備でバタバタ!東京ビックサイトで行われる展示会、インテリアライフスタイルショーではFOODISTブースにいますので是非見かけた際にはお声かけくださいね〜!声をかけてもらえるのを楽しみにお待ちしておりますね!笑
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新刊「ムイトボン!ポルトガルを食べる旅」トークイベントが終了しました!
土曜日には先日告知していた
馬田早織さんの新刊「ムイトボン!ポルトガルを食べる旅」
のトークイベントがあり、私たちも協賛させていただきました。
湘南の蔦屋書店はとてもオシャレで素敵な雰囲気。
そんな場所にポルトガル好きの人たちが集まるなんて・・・最高な空間です!
当日はヴィーニョヴェルデにポルトワインとポルトガルの美味しいもので皆様をお出迎え。私たちの美味しいオイルサーディンにポルトガルのモーリョヴェルデを乗せて作っていただいたペティシュコシュも最高でした。
MOLHO VERDE 大好きです!!!
湘南の片隅でこんな素敵なポルトガル空間に浸れるとは・・・なんだか幸せな気分。
参加者の中の三分の1くらいの方々はポルトガルに行かれたことがあるとのことで、ポルトガルの人気度も上がってきたなぁ〜なんて嬉しくなりました!(というか、これはポルトガル好きが集まっているからかもしれませんが…笑)
馬田さんの面白い話に「分かる分かる〜」と引き込まれながら食べるポルトガルの美味しいものに、きっと皆さんも幸せな気持ちになれたのではないでしょうか?
ポルトの商品はパテが大人気で完売してしまったほどです!
湘南蔦屋店では6月30日までポルトガルをテーマにしたポップアップが開催中です。ポルトドポルトの可愛い商品もズラリと並んでいますので、ぜひポルトガルのレアモノ達を探しに行ってみてくださいね!
馬田さん、ステキなイベントをありがとうございました!やはりポルトガル、大好きです!!!!
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ポルトの伝統的カフェ・ア・ブラジレイラ
カフェアブラジレイラといえば、あのポルトガルの有名な詩人フェルナンドペソアが通っていたことで有名なリスボンはシアードにあるカフェですが、そのカフェブラジレイラが実はポルトにもあったということを最近知り、行ってきました。
リスボンのカフェの前にはフェルナンドペソアの銅像もあるため余計に有名ですが、ポルトのカフェブラジレイラも負けず劣らず。伝統的で象徴的なカフェとして100年以上もあるのだとか。驚きました。何度もここの前を通っていたのに、「何か古いいい感じの建物があるな〜」と思ってはいたもののここはポルト。少し歩けば、カフェや古い建物に当たるため、特に注目はしていませんでした。
2013年に元フットボール選手のアントニオ・オリベイラがここの建物を買収し、高級ホテル、レストラン&カフェになり再オープンしてからは、今まで以上に存在感を放っています。
お金をかけて、綺麗にリノベーションされてしまっているので、重厚感などはリスボンの方に比べたらないのですが、やはりここは有名どころ。雰囲気は良いですね。
ポルトガルというかヨーロッパ全土の古いものに価値を見出して、リノベーションだけしていく文化は本当に好きです。
中に入ると、ポルトガルらしい色にリノベーションされた店内が待っていました。この緑の壁紙が思い切っていて可愛い。外からは想像できないくらい明るい店内です。
名前が有名なカフェなので混んでいるだろうな〜と思ったのですが、あまり混んでいなく、店内も広々とした感じだったため、ベビーカーもそのまま持ち込みました。
横にあるレストランは、もっと高級感が漂う感じなのでカジュアルな服では入りにくい雰囲気なのですが、ここのカフェはとってもカジュアル。マジェスティックカフェなんかよりも入りやすい感じです。
早速中に入ってキョロキョロしていると、美味しそうなスイーツコーナーが!!!ポルトガルらしいスイーツかな?と思い近づいて行ってみると、なかなか洗練されている系のスイーツでした。
おぉーーー!!!見た目は美味しそう!!!ポルトガルのスイーツは卵黄を使ったものがとても多いので、ベーカリーに行った際にもパッと見が
「黄色!!!」
という印象を受けるのですが、ここは定番のポルトガル風スイーツではなかったので、少しテンションが上がりました。
特にこのレーンがきになる!!!笑 ということで、この左下のチョコレートとポルトガルでは「気取ってる感」満載のカプチーノをオーダー。
座ろうと思うと、椅子にはあのビカを飲むおじさんのロゴが!!!このおじさんはカフェ・ア・ブラジレイラのロゴで有名なのですが、ロゴらしくなく、シュガーにも看板にもどこにでもいるので大好き。あの有名なオシャレ雑貨店、ヴィーダポルトゲーザなどにもグッズが売っているほどです。
シンプルなロゴが多い中、こういう凝っている系のロゴって可愛いですよね!
そしてここはポルトガルらしく、ビカ(エスプレッソ)もオーダー。ゴールドスプーンがついてきたのは初めてです。やはりファンシー!
スイーツの味は、そこそこ。コーヒーも少し割高ではありますが美味しかったです。
カフェ全体の感想としては、歴史的な建物をリノベーションしてできている昔ながらのカフェなので、素敵ですし、ポルトガル初の方は行ってみる価値ありでしょう!場所も良いですしね!
しかし、完璧にお金をかけてリノベーションされてしまっているため、カフェ・ア・ブラジレイラのリスボン店やサンタカタリナ通りにある、マジェスティックカフェのように「古さ」や「歴史」を肌で感じることはできないかもしれません。
ホテルは高級ですし、レストランも敷居が高そう!しかし、カフェはカジュアルで、ちょっとしたランチなどもあるので、ポルトを歩き疲れた際などには寄ってみてくださいね!美味しいビカが気分をリフレッシュさせてくれますよ!
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新刊「ムイトボン!ポルトガルを食べる旅」出版イベントのお知らせ
先日、馬田草織さんの本
「ムイトボン!ポルトガルを食べる旅」
が発売されました。
ポルトガルの食事についてのエッセイ本であり、とにかく引きこまれてしまうようで面白い本です。ポルトガルへ行ったことがある方は「そうそうそうなんだよ〜」という気持ちで回想しながら読めますし、行ったことがない人も一つ一つ「そうなんだ〜面白そう・・・」と読んでいるだけでポルトガルの温度が伝わってくるようなエッセイ本になっております。
こういう本は久しぶりに読みましたが、やはり面白い。読み応えもありますが、サラサラと読めてしまいます。
最後のページには私たちの名前も載せていただきました!
新刊記念として6月はポルトガルをテーマにしたフェアが湘南蔦屋書店にて展開されます。
6月3日〜6月30日はこちらの1号間旅行フロアで私たちの商品がご購入できますので、この本を読んで、あぁ〜ポルトガル行きたいな〜と思ったら是非、ポルトの商品でお腹を満たしてみてくださいね!
そしてそして、この期間中には馬田さんのトークイベントもちゃんとあります。
そのイベントに合わせて、6月15日だけは私も17時ごろからいますので、見つけたら是非声をかけてくださいね。
日時:2019年6月15日
場所:湘南蔦屋書店
ポルトガルの美味しいものを食べながら、是非うっとりするような素敵な馬田さんのポルトガル話を聞きにきてくださいね。
写真は夏に美味しいポルトガルのタコのサラダです
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ポルトガルのスーパー海鮮売り場の広さ
以前にも何度かポルトガルのスーパーの様子を紹介したことがありますが、本日は大きいスーパーの海鮮売り場を紹介して見ましょう!
こちらは大型スーパーマーケットCONTINENTEについて書いた記事。
こちらは田舎の小型スーパーマーケットについての記事です。
よくスーパーのことを紹介していますが、なにせ食べ物好きなので、スーパーネタはつきません!笑
本日紹介するのはまたまた大型スーパーのCONTINENTEではありますが、以前とは違う町のスーパーマーケットです。なんでもかんでも大きいアメリカとは違い、ポルトガルは小さいものは小さく、「サイズが大きすぎてビックリした!」という出来事や思い出はあまりないのですが・・・
海鮮売り場はすごかった!!!
この写真、壁の隅から隅まで全部海鮮売り場!!!新鮮なもの、凍っているもの、様々ではありますが、とにかく種類が豊富!!!見たことがない魚もズラリと並んでおります!!!
まずは定番のバカリャウ売り場です。ポルトガル好きならこの光景はもはや定番中の定番だと思いますが、私は何度見ても「あぁ〜ポルトガルだなぁ〜」と思って好きな光景です。やはり1番目立つところにありますし、占領しているスペースもダントツでナンバーワンです。
もう少し近づいて見てみるとこんな感じ。
やっぱりいつ見ても迫力大!!!!この光景が大好きです!
一応カットされたバージョンのバカリャウもこうやって売っているのですが、普通のバカリャウコーナーに比べたらかなり小さい。カットされていると言え、私たち日本人からしてみれば、ビックサイズなのも見モノだと思いました。
フレッシュな魚のコーナーから目が離せないのですが、凍ってる魚のコーナーもかなり充実しています!
友人は「訪問客がいるときや、イベントがある時は絶対にフレッシュなエビを使うけれども、凝ったエビのストックはいつも家に置いていて、家族にパパッと何か使う時などにはよく使うよ〜」と言っていました。
なるほど。
私たちも普段の料理に凍ったエビはよく使うけれど、大きさはこれの5分の1だよ・・・と言うと、またまた〜と軽く交わされましたが、本当に日本の凍ったエビの小ささを見たら驚くことでしょう・・・笑
こんな大きなエビをスーパーで見つけた日はすぐにでも買ってしまいますね!
ザク切りにされたRED FISHなども。本当に魚も一個一個が大きいポルトガル!!!魚介が好きになるわけですね!これを見た後だと、日本のパックに入った魚がなんだか可哀相に見えてきてしまいそう・・・
そして、貝類もたくさん食べるポルトガル人。スーパーでいつも気になるのが「日本のアサリ」Ameijoa Japonesaです。
ポルトガルのアサリは白いのに比べて日本のアサリはもう少し色も濃いし、模様がありますが、それでもやはり日本のアサリとは全然違います。
一緒にいたポルトガル人の友人はアサリの定番料理ブリャオンパトをやるなら絶対にAmeijoa Japonesaは使わないし、味もあまり好きではない。なんて言っていました。
ポルトガル人は本当に魚介大好き!!!と言っても、魚介系は少々普通のお料理に比べて高めなポルトガルではありますが、他の欧米諸国と比べても「魚介を食べる」のレベルがそもそも違うと感じます。
ポルトガルへ行ったら、レストランだけではなくスーパーでも魚介類の充実さをチェックして見てくださいね。小さなことでも、面白い発見がきっとありますよ!
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ポルトガルで有名な作家ボルダロ・ピニェイロのお店
前回はポルトガル有名陶器店VISTA ALEGREについて紹介しましたが、今回はもっと有名であろうボルダロ・ピニェイロをご紹介します。
言わずと知れたポルトガルを代表する作家さん。今はボルダロと言えば、陶器で有名なのですが、19世紀には芸術・政治・文化の各分野でかなり影響力を持った人です。ボルダロの窯元があるのはリスボンから少し行ったカルダス・ダ・ライーニャ 。小さい町ではありますが、陶器の町として有名です。
以前この記事を書いた時に出てきた町ですね。1884年にボルダロはこちらに窯を作りました。
今は直売所もあるため、今回はそこへお買い物に行ってきました。
ボルダロのアイコニックの陶器と言えばキャベツ!ここの作品は、普通のお皿や陶器を作っているのではなく、食べ物や、動物、魚などがリアルに再現された作品がほとんどです。
キャベツはボルダロの作品の中で1番有名なシリーズで、最近は日本でも売られているので、見たことある人も多いかな?
工房についている直営店に一歩入ってみるとこんな感じ。英語を話せる人は一人しかいませんが、みんなポルトガル人らしい良い人ばかりです。少し強面のおじ様などもいらっしゃったので、恐る恐るポルトガル語で話しかけてみると、みんなとても良い人たちでした。やはりどこの国でも、モノを作る人は「強面だけど実は良い人」が多いですね。
広い店内には、作品がズラリと並んでおります。色々なフルーツや野菜の陶器はやはり目立つところに。
フルーツや野菜だけでなく、葉っぱのリアルなお皿なんかもたくさん。とにかくボルダロの作品はリアルなモノばかり。
こんな葉っぱの上に何かディスプレイしたら可愛いかも!と思いつつ・・・大きくて持って帰れない!というか、我が家は狭くて、置く場所もない・・・泣)残念!`
だいたい我が家のお皿は白ベースや地味な色合い又は、知人が輸入しているポーリッシュポタリーで揃えているのですが、「夏にはこんな色合いの食器もオシャレだなぁ」と思ったり。
2階にはアウトレットコーナーもありこんな感じです。アウトレットなので、少し傷がついていたり、ズレているものなどもありますが、自分用であれば、ここで買って行っても十分でしょう。
少ししか傷がついていないのに、半額になっているお皿があったりかなりお得なコーナーだと思いました。
ボルダロの工房はVISTA ALEGREのように煌びやかではないですが、種類がたくさんあって、本当にワクワクするものばかり!あまり飾り付けされてないところも、またお宝が眠っていそうでワクワクしてしまいます。
レジ横ではバカリャウも発見!スジの当たりがリアルです!
このカエルの陶器も私の友人が運がいいから玄関に置いてほしいと言い、娘が生まれたときにプレゼントしてくれました。本当にリアル。しかし家に帰ってボルダロのカエルが待っててくれるとポルトガルを感じられて嬉しい!
ポルトガルでは「玄関にカエルを置くと幸運を呼ぶ」と友人は言っていたのですが、それは初めて聞いたのでビックリしました。
一瞬受け取った時に、日本語では「カエル」を「帰る」にかけたのかな?とか思ったり。そういう偶然の一致もまたポルトガルと日本のつながりのようで面白い。
こちらのグラスホッパーの箱もポルトガル人の友人に頂いたもの。今は玄関において、鍵を入れたり、ちょっとした小物を入れて置くものに使っています。(ちょっと玄関の雰囲気には合わないのは秘密・・・笑)
こちらは私が愛用しているシリーズで、特にオフィスで使っているコーヒーマグは見る度に幸せな気分になれます。
ここを出るときには、大荷物になっている私たち。毎回、日本行きのスーツケースに入るのだろうか??と思ってしまいますが、手が止まらない!
先週は母の日のプレゼントで、アンティチョークの器を買いました。日本でもボルダロのファンが増えて、広がってくれると嬉しいですね〜!カルダス・ダ・ライーニャ は少しリスボンからは遠いので、なかなか簡単にここのお店にはいけないかもしれませんが、日本のお店でもお洒落な輸入者さんが選んできた可愛いものが売っているので、是非見てみてくださいね〜!
それでは今日はこの辺で。
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ポルトガルのプレゼントといったら!陶器のVISTA ALEGRE
みなさん長いゴールデンウィークはいかがでしたか?ポルトガル人の友人にも「令和」って良い名前だね〜!と言われ、ポルトガルでも日本の新しい時代のことを話題にしてくれていると思うと嬉しい気持ちになりました。
さて、今日はポルトガル人によくもらうプレゼントの話。ポルトガルの陶器と言ったらこれ!というのがVISTA ALEGRE。VISTA ALEGREはアヴェイロから少し車で行ったところに直営の工場があるポルトガルでは1番有名な陶器のお店の一つです。私たちも、結婚式、出産など何かお祝い事があると、必ずここの食器をくれるポルトガル人が何人かいるくらい。
ここは1800年代に貿易商によって創立されました。彼は元々、タバコ、絹、香辛料などをマカオから仕入れる仕事をしていて、そのうち中国陶器の輸入を始め、それに魅了されこのVISTA ALEGREの窯元を創立したそう。アジアの影響を受けているのですね。
茶道にハマっている私は中国の陶器も大好きなので、創立者のジョゼの気持ちがよく分かります。当時から中国の陶器は世界中の人を魅了していたのでしょうね。
東洋から強い影響を受けていた創立者のジョゼと息子のアウグスト。言われて見ると、東洋的なお皿がないでもないですが、店頭に並んでいるのはほとんどヨーロピアンなもので、最近は観光客相手にビジネスを広めているので、ボルダロを主に置いてある店舗も多いです。
こちらの店舗では見つけられませんでしたが、「ロンバルディア」と呼ばれる少し前には1番人気であったVISTA ALEGREのラインナップはなんと、
日本から影響を受けているのです!
でた!日本とポルトガルとの古い交友関係!!!
Imariという名前の商品があり、そちらは日本の牡丹唐草などが描かれており、それをヨーロッパ調に味付けされてあります。
たまに茶道の先生が、水差しにインドネシアやタイの陶器を使っているのに、和室とマッチして気づかないことなどがあるのですが、もしかしたらVISTA ALEGREの商品にも、そんな「言われなければ外国のものだと分からない」ほど和室にマッチした陶器があるかもしれない!と思いました。
こちらが私たちがもらったお皿。ポルトガルの町の様子が描かれていて、ポルトの風景やリスボンの風景、ブラジルですがリオの風景のシリーズもあります。
ALMAシリーズはプレートだけでなく、エスプレッソカップやティーカップなどもあります。色々な国の柄集めもいいかもしれないですね!
ALMAシリーズの箱はこんなにカラフル!もらった時に嬉しくなるようなパッケージでした!
後は、こんなポップな柄の漫画みたいなシリーズもあるのですね。
私が茶道を始めたきっかけも、ポルトガルとの繋がりが始まりだったため、このような陶器とポルトガルの繋がりや、アジアとポルトガルの繋がりを見つける度に嬉しくなるものです。
次回はボルダロの直営工場に行った時のレポートを詳しくしたいと思います!
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ポルトガル人にとって大切な日 4月25日
最近は偶然にも紛争や戦争の映画を見ることが多く、色々と考えさせられているという週が続いていたのですが、そんな中で25 de ABRIL(4月25日)がやってきました。毎年この時期になると書いているのですが、ポルトガル人が誇りに思うカーネーション革命の日。血を流さず独裁政治を終わらせた日から50年です。
50年・・・
なんだかまだまだ最近のことですね。
この日はポルトガルは祝日なのですが、日本人のように、「今日って建国記念日だっけ?なんだか分からないけど、とりあえず祝日だよね」というただの祝日のレベルではなく、今もなおポルトガル人が誇りに思っている大切な日です。
本当に人間は、血と涙無しでも解決や改革ができるということをこの日を機会にみんなに考えてほしいと思いました。まぁ、お金や権力争いが絡むとそう簡単に行かないのが現実ではありますが・・・。
一部の人々に莫大なお金が入ってくるため、今も必ず世界のどこかで起きている紛争や戦争。日本にいると、そういうことからは遠すぎて、「戦争がない国に生まれてきて幸せだ」でなんて言おうものならイジられるのがオチですが、70年前には日本もその地として選ばれていたし、何よりこれから数十年先、いつまた日本が戦地になるか、世界が混乱するかなんて誰にも分からないと思います。
AIの進化が進む中、グローバル化という言葉に価値すらなくなってきている最近。今まで「普通」だと思っていたことなどが崩れたり、権力の逆転なども、瞬時に起きて行く可能性も大いにあるのではないでしょうか。
政治的なことは私たち一般人には何もできないのが現実ではありますが、何かが起きた時に、メディアに振り回されない自分や、物事をちゃんと自分で考えられるクセを今からつけておけば、将来政治的な混乱が起きたときにも、カーネーション革命のように、血を流さずに争いを終えることが出来るようになるかもしれないと本を読みながら思う本日でありました。
最後に一枚。リスボンのテージョ川にかかる「4月25日橋」です。(そう、それが橋の名前。)
Ponte 25 de Abril
今回の革命には関係ないですが...
よく書いていますが、ヨーロッパは橋や道の名前に、よく大切な日の月日が付けられます。最初は覚えるのが大変でした・・笑
カルダス・ダ・ライーニャ で発見した男性器?
ちょっとショッキングな見出しと共に始まる今回の記事ですが卑猥な話ではないのでご安心を。
ボルダロの工場もあるため、陶器で有名なカルダス・ダ・ライーニャ 。名前はポルトガル語で「王妃の温泉」という意味で、いつも面白い名前だなぁ〜と思っていました。
名前的にも意味はあると分かっていたものの、詳しくは知らなかったのでちょいと調べてみると、1484年にポルトガル王妃が旅行中にこの町を通り、臭い水に(硫黄の匂いですね)足をつけている人々を発見して、ムムム?と思い、自分もつけてみるとリウマチが治り感動し、温泉病院を建てさせた。その影響でこの町の名前が「王妃の温泉」になったとのことでした。
温泉系の歴史がポルトガルにはたくさんあるので、そんなところもまた日本との共通点だなと思ったり。こういうポルトガルの歴史面白い!!!
その後第二次世界大戦中には迫害されてきたユダヤ人たちここに住んでいたとも言われています。
ボルダロ・ピニェイロの工場へ足を伸ばした際に行った際に、娘の散歩がてら目の前の大きな公園を歩き、その例の病院を訪れてきました。
今日はその際に寄ったパステラリア(軽食屋さん)で見つけたものの記事。入ったパステラリアは
REI DAS CAVACAS
Cavacasとは、この町カルダス・ダ・ライーニャ のお菓子CAVACAS DAS CALDASのこと。その土地で有名なものは必ず食べたいといつも思っているので、CAVACAS(カヴァカシュ)と名前がついたお店に入りました。
この砂糖でコーティングされたパンのような食べ物が、この町で有名なお菓子、カヴァカシュです。
んん?あの下の赤いのはきのこ?何?いや、ボールが2個ついている。。そういえば、この町、至る所で、男性器を見る・・・もしやこれも男性器・・・?
なぜだ??
ということで思い切って入店してみると、やっぱり
アルーーーーー!!!
日本語で調べてみてもあまり出て来ないので、ポルトガル人の友人に聞いて見ると、分からないとのこと。思い切ってお店の人に、
「これ何の意味があるの?今、お祭り中ですか?」と聞いてみました。
すると、カヴァカシュ以外にも、カルダス・ダ・ライーニャ では男性器の陶器やお菓子が有名だということが判明。その昔Dom Luis王がこの町を訪れた際に「もっと面白いものを作れ」と言い、陶芸家たちが悩んだ結果、男性器の陶器を作るようになったそうです・・・笑
オイオイ。男性器作って喜んでいるのは幼稚園児までだと思いきや、違うのですね・・・このような類の陶器はlouça fálicaと呼ばれています。
そんな形を真似した作ったパンを、テラス席で食らいつく勇気もなく、結局いつものナチュラルオレンジジュースからスタート。
甘さ控え目のカヴァカシュが食べたいと言ったら出てきたこちら。パンの味が強めでした。
(しかし後からポルトガル人の友人にこれCAVACASじゃなくない?と言われました。泣)リベンジしなければ・・・
そしてここでも、ポルトガルで一番定番のハムとチーズだけを挟んだトースタミスタをオーダー。
サイドディッシュがチップスというのはよくあるのですが、オレンジがついてきたのは少し珍しかった・・・。
最後にアーモンドタルトTarte de Amendoaを注文。タルテ デ アメンドアもこれまたポルトガルで有名なスイーツ。アーモンドの生産でも有名なポルトガルでは、いろいろなところで見かけますが、大体このスタイルで、
これとっても美味しいです!
ポルトガルの食事はどれもこれも美味しくて困ってしまうのですが、スイーツは甘すぎて食べられないこともしばしば。しかし、このタルテ デ アメンドアは日本人の口にも合うスイーツだと思います。
他にも甘そう〜なメンバーがショーケースに並んでいました!
個人的には、このスイーツの下に敷いてある白いレースのよな紙ナプキンがとってもポルトガルっぽい雰囲気。笑
そんな中、ラッキーだとたまに薄いアーモンドクッキーを売っている場所があるのですが、なんとここは、チョコレートでコーティングされている!しかも小さめだから食べやすそう!!!
こちらは甘すぎず大正解でした!!!
カルダス・ダ・ライーニャ は陶器以外には静かで何もすることはない町だと思っていましたが、美味しいものや有名なものが色々あってとても楽しめました。
小さいながら、ポルトガルらしい町でもあるので、ぜひ行ってみてくださいね。
ここはバスターミナルもあり、位置的にも経由地になったりすることも多いので、どこかに行く途中に寄ってみるのもオススメです。
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