人っ子一人いない不思議なポルトガルの町
お知らせ!
今週末10月13日14日は代官山ヒルサイドパントリーで開かれる「猿楽祭」に顔を出させてもらいます。最近はイベントも少なくなり、お客様に会えることも少なくなって来てしまったので、今回のイベントで皆様にお会いできたらな〜と思います!ぜひお出かけがてら顔を見せてください〜!
先日、人っ子一人いない不思議な町に出くわしました。ポルトガルは本当にUNTOUCHEDな場所がたくさんあり、それが自分だけを特別な場所へ連れて行ってくれるような。世界が凄まじいスピードで変化していくのもどこ吹く風。という顔で変わらずにいたのが、ここまで惚れ込んだ理由だったのですが、昨今のポルトガル人気は本当にすごい!!!
リスボンが人でごった返している昨今、遠くまで静けさを求めて行ったのにも関わらず、あんなに車で運転して、こんなに遠くまで来たのに、気づけば隣客は
オーマイゴーッシュ
と超アメリカ英語で騒いでる観光客・・・なんてことが多い最近のポルトガルの現実です。
大好きな国ポルトガルが脚光を浴びて、よく分からない昔の友人とやらからも「ポルトガル行くのだけどオススメスポット教えて〜」なんて連絡がくるようになったのは、嬉しい反面、インディーズバンドを応援するような気持ちで寂しいものがありますね。
どうか、完全なるアメリカ化だけはされないで欲しいな・・・(多少はやはりしょうがない。)
さて、今回はトランコーゾ に行く途中にTERRENHOという町を発見しました。
なんでもないポルトガルの田舎町ですが、私からするとこの光景がすでに尊い。何もない道を走っているといきなり村が登場!
ここの辺りの光景は面白くて、先日紹介したモンサントのように色々な場所に巨大な石がゴロゴロと転がっているのです。
この写真は遠くに見える石の集合体。
たまに一個だけ、草原の真ん中にゴロリと転がっているものなどもありました。ここの地形は一体どーなっているのだ??と運転中にもキョロキョロしていた時だったのですかさず停車して町を見て行くことにしました。
この白いつなぎ目できた石の家を見ると、初めて来たときに見て感動したポルトガルの田舎の光景を思い出します。3匹の子豚のお話にでも出て来そうな家々。ポルトガルの田舎にはよくある家々です。
しかし、ここの村、歩いても歩いても人がいない!!!チャペルもしっかりとあるし、町も綺麗なので人は住んでいるのだろうと思いますが、とにかく誰にも会わない!
「ここは数十人の村では?」「どうやって生きて行くのだろう?」「グローサリーなどは?」と思ってしまうような村にまで、こんな立派な教会があるのはさすがポルトガル。
そんなことを思いつつふらふらと不思議な町だ〜物語に入り込んだみたい〜(またもや夢見る発言)と思っていると。立派な建物が登場!
これはなんなんだろう??と思い入ってみようとノックをしてみたのですが、誰もおらず。閉まってはいたものの色々見てみると、ホテルというか民宿でした。(Alojamento Local)それと共にツーリスムオフィスとちょこっと書いてあるのを見て、またもや
「こんなところにまでツーリストが来るのかー!」
とビックリ。しかし30分くらいいても誰にも会わなかったので、さすがにあまり人は来ないところなのでしょう。
この宿が少しだけ気になったので、サイトで調べて見ると、
「この宿に一人で泊まった」
「管理人さんも次の日までいなかった」
などという口コミを見つけたので、ふむふむそーいうことか。と思いました。来たるべき未来のために、受け入れ場所を準備しているのですね!笑
町から見下ろせる場所には小ぶりの湖が。話は少し反れますが、ポルトガルにはあまり湖がないため、彼らは湖を見るととても興奮する気がします。ヨーロッパ1を誇る大きさの湖アルケバもポルトガルにあるのですが、みんなそこのことも大絶賛しておりました。
日本に来たら、浜名湖へ連れて行ってあげよう。笑
まだまだありそうなポルトガルの秘境。これからも、全力で探して行きます!
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