アヤナザのポルトガル通信

小さな輸入会社のポルトドポルト(略:ポルト)を経営するアヤナザのポルトガルあれこれ。

祈りの町ブラガは、おとぎ話に出てきそうな町。

出産の時にとても自分に合うインストラクターと出会ったことを機にヨガに魅了されている私ですが、最近はヨガの良さをみんなに広めたいくらい好きになって来ました。インストラクターとはポルトガル語で話せるため、ポルトガル語の練習にも良いので心身共にとても健康的な日々を過ごせている私です。

 

さて、こんな日本のムシムシした暑い日にはポルトガルのカラっとした青空が恋しくなります。世界各地で異常気象が続いていて、今年はなかなか暖かくならなかったポルトガルですが、気持ちの良い夏がやっと始まったようです。暑いけれど日陰へ行けば涼しいカラッとしたポルトガルの夏は最高ですね。

 

夏ということで、ポルトガルのビーチを紹介しようかと思ったのですが、まだ書いてなかった大好きな町、祈りの町と言われる歴史的なブラガの紹介をしたいと思います。

 

 

ポルトガルでは「リスボンで遊び、コインブラで学び、ブラガで祈る」というフレーズがよく使われているのですが、そのブラガです。日本にはない面白いフレーズですよね。その通りブラガは信仰の中心となっていた町で、教会がたくさんあります。ミーニョ地方の中心の町でもあり、ポルトから電車で1時間くらいで着くので日帰りでも行ける綺麗な町。ガイドブックなどには祈りの町とだけあって教会のことばかり書いてあるのですが、私たちはそのようなメインなことはもちろんのこと、町の綺麗さに注目して欲しいなと思いました。

 

 

ブラガの町並みはとても美しく、ポルトガルの中位の町代表という感じ。一応リスボンポルトに次ぐ、第三の町なので、栄えていると言ったら栄えています。(日本は大きい町が多いので、’’栄えている’’という言葉の基準が難しいですが、ZARAがあるぐらいの町の規模。笑)というわけで、ポルトガルの中ではそれなりに大きいのですが、ポルトリスボンのように観光客で溢れ返っているわけでもなく、地元の人たちの生活も見れるので、とても居心地が良い町の大きさです。

 

 

そして今回私たちが感じたことが、ブラガはお花が綺麗で町自体のバランスがとても良く物語に出てきそうな雰囲気をもつ町だということ。街自体が美しいのですが、カラフルなお花が街中を更に綺麗に彩っていて、花の都なんて呼ばれても良いくらいの町だと思いました。

 

 

メイン通りもアップにするとこのような感じ。なんて明るい町なのでしょう!祈りの町なんていうと、FATIMAのようなその町にお祈りに行くだけの場所を想像してしまいがちですが、ブラガは町自体にとても魅力があるところだと思います。

 

 

そしてブラガの噴水広場にはSELFIE SPOTなるものまで!子供達が色々な面白いことをして写真を撮っていて、私はこの風景をバックに、町自体が世界遺産に登録されているポルトよりも穴場で綺麗なのでは?と思ってしまいました。リスボンのオレンジの屋根がどこまでも続く風景も綺麗だし、ポルトの川沿いの町並みも美しい。しかし観光客で溢れ返っている2都市の姿を見ると、あのUNTOUCHEDなポルトガルの良さにはもうリスボンポルトでは逢えない気がしてしまうのです。

 

しかしここブラガで流れている時間は私たちが好きだった昔の「ポルトガルの時間」。リスボンポルトで流れている時間は既に世界共通の「都会の時間」になってしまった反面、ここへ来ればまだあのゆったり時間が私たちを受け入れてくれると感じる場所です。

 

 

どこへ行ってみてもお花がいっぱい!街中に自然がたくさんある場所は本当に心が癒されますね。

 

 

暖かい季節になってくるとお花でカラフルになる町ブラガ。祈りの町でもありますが、純粋に町の綺麗さとゆっくり流れるポルトガル時間を楽しみに行くのもオススメの町です!訪れる際は、お花が綺麗な暖かい時期に行ってみてくださいね。

 

 

ポルトリスボンよりも、おとぎ話に出てきそうな町があなたを受け入れてくれることでしょう。