アヤナザのポルトガル通信

小さな輸入会社のポルトドポルト(略:ポルト)を経営するアヤナザのポルトガルあれこれ。

ポルトガルお仕事のワンシーンを公開

先日、アロマオイルで子供の虫除けを作ってみました。アロマオイルは自律神経を正すのに良いので疲れた時などは使っていたのですが、子供が産まれてからはこのシーズン虫除けに大活躍します!よく使う虫除けはdeetという薬品が入っていて、念のため子供からは避けたいので、ミントのエッセンシャルオイルで作りました。

 

というか混ぜただけです。ぜひお子さんがいる方や市販の虫除けは臭いし嫌だ!という方はやってみてくださいね。

 

さて、ポルトガルに行った時って何してるの?と聞かれることが多い私たち。今日はみんな(?)が気になると思うので、ちょっとした私たちのポルトガル滞在中お仕事のワンシーンを公開しようと思います。笑 基本的には生産者のところを周ったり、新しい商品を探して訪れたり、ファームへ足を運んだりして、残った時間に海を訪れたり友達に会ったりしているのですが、今日の公開シーンは、生産者を訪れアレンテージョに行ったときに、試食会をしながら商品開発をした時のことです。

 

 

このちょいとお洒落なテーブルセッティング。全てポルトガル人が用意してくれます。豪華ではなくてもセンスが良い。これはアレンテージョの周りに何もない自然の中の小さなお家で開かれた試食会だったので、まさかこんなお洒落なテーブルが私たちを待ち受けているとは思いもしませんでした。

 

 

この大地を見て、今日の試食会は農具小屋で立って食べる感じかな?暑そうだな・・・なんて思っていた私たち。見事に予感がハズレ、ウキウキで試食会が始まりました。話は少々逸れますが、以前アルガーヴの塩田に訪問に行った時、アルガーヴの燦々と降り注ぐ太陽と、真っ白な塩田から反射してくる照り返しに完全にやられてしまい、商談の内容など全く頭に入ってこなく、倒れそうになったことがあります。笑 その記憶から、今回も危ない生産者訪問になるのではないか・・・とあの記憶が頭に少しよぎっていたのです。

 

 

(アルガーヴの塩田)

 

そんな辛い思い出とは裏腹に、小さなお家に入った瞬間に目に入って来たこの光景。

 

 

リタイヤしたら、アレンテージョにこんな家が欲しい!毎日こんなプールサイドで本を読んで過ごしたい!と切実に願うほど素敵なお家(というかギャラリーのような感じ)でパッションフルーツジュースを片手に試食会が始まりました。

 

 

ご存知の方は見ただけで分かると思いますが、今回は何の試食会かと言うと、あのマッサデピメンタオン。ポルトガルを代表するパプリカの調味料です。入っているのはパプリカと塩だけ。変な添加物は一切なし。それなのに、料理に加えるだけで本当にお料理にコクとウマミが出てくるポルトガル代表調味料です。

 

 

パプリカと塩だけを入れて作るソースなのに、会社によって味も全然違うから面白い。私たちは結局、お酢が少し入っているマッサを輸入することに決定!散々試食して話し合い、食べた後、まさかの今回はランチを出してくれたのです。

 

初めはなんとメロンのスープでスタート。

 

最初は、奇抜でどうなることかと思ったのですが、これがパプリカととっても合う!メロンをスープにすると言うことがまず思い浮かばなかったのですが、ここはさすがスープ大国ポルトガル。甘さと塩辛さは混ざった中に、メロンのフルーティーな香りが漂うとてもサッパリ美味しいスープでした。

 

次はピキーリョと言われるパプリカ。スペイン語でクチバシと意味です。

 

 

スペインのパプリカの種類として有名ですが、ポルトガルでも食べられています。日本で食べられているパプリカよりも細長く、肉厚の赤ピーマンという感じ。普通のパプリカより甘みが強くありました。

 

マッシュルームとイチジクのミニパンケーキとサラダ

 

 

これも美味しい!!!ポルトガルにはイチジクの木がたくさんあり、9月ごろのシーズンになると市場にとても安く(日本に比べると安く)出回るので、色々なところで美味しいイチジクが食べられます!

 

斬新で美味しいメニューでお腹がいっぱいになってしまいましたが、全てに私たちが輸入を検討している食材を使ってくれて感動!幸せな試食会となりました。色々なポルトガルスタイルを見せてくれたのですが、ここのお料理は伝統的なポルトガル料理ではなくて、ポルトガル料理をひねって更にフードコーディネーターと共にメニューを開発して出してくれたので、目から鱗のプレートばかりでした。

 

 

料理を作り出すって難しいので、このように新しいメニューを考えてくれるのは私たちにも新しいアイディアを与えてくれるので、とても良い刺激になります。この暑さの中、最後にプールでひと泳ぎでもしたかったですが、出来ずに終わったのだけが心残りでした。笑

 

 

アレンテージョのどこまでも広がる大地。ポルトガルの美味しいものをたくさん作ってくれている、この大地での美味しいもの探しは格別です。

 

 

楽しい商品選び、厳しい中での試食会、和気藹々とした中での契約・・・など色々とありますが、ポルトガルへの商品選びの旅はこんな感じです。本日紹介したシーンは特に良い日のものですが、どこへ行っても美味しいポルトガルの料理。この雰囲気を少しでも日本までそのまま届けられたら、輸入者として冥利に尽きますね!!

 

そして現在私たちが輸入しているマッサデピメンタオンがこちら↓ぜひ試してみてください!

 

 マッサデピメンタオン