アヤナザのポルトガル通信

小さな輸入会社のポルトドポルト(略:ポルト)を経営するアヤナザのポルトガルあれこれ。

シントラのペナ宮殿に到着

そうしてやっと辿り着いたペナ宮殿。

 

ペナ宮殿へ一歩入ると中は不思議な空間。

 

外見からおかしなお城でしたが、

 

中へ足を踏み入れるとやはり「奇妙なお城」です。

 

その歴史を知らなければ、「偽物っぽい」と思ってしまうほど不思議なお城。

 

 

一体なんなんだこのお城は!

 

イスラム・ゴシック・ルネッサンス・マヌエル様式などと各様式が混ざりすぎてすごいことになっています。

 

 

掴めない。

 

しかし、知れば知るほど魅力に取り憑かれ、素晴らしさが伝わるお城でもあります。

 

イスラム、キリストの間ではいつも数々の宗教戦争が起き、今もなお色々なところで戦争は起きていますが、このお城を見ていると、

 

このお城のように色々な信仰や建築が入り混ざって、混在しながら美しい世の中を作って行けることが人間はできるのではないか・・・

 

などと考えさせられました。

 

 

写真を撮るたびに全く違うイメージのお城の一面が撮れるのが面白い。

 

 

 

 

丘の上に建っているので想像はできると思いますが、

景色は抜群です。

 

 

写真では見えにくいのですが、この日は大西洋まで見えました。

 

 

お城の外壁はポルトガル定番のアズレージョの嵐でウワァ〜すごいなぁなんて思っていて、中に入ったらこれはまたアラブな一面が。

 

 

あるもの一つ一つ、

 

壁の模様一つ一つが不思議で奇妙で何か語りかけているような気分に陥るので周りに観光客がガヤガヤしていても、ぼーっとしてしまいます。

 

 

こちらはペナ宮殿に住んでいたドナ・アメリア王妃。

 

ポルトガル最後の王妃です。

 

亡命しなければならない立場に追いやられたアメリア王妃はどことなく悲しそうに見えますね。

 

彼女が生活していた部屋が数百年後には、こんな風に改装され人々に見られる観光スポットとして栄えることなどは思ってもみなかったでしょう。

 

しかしこれだけ残っていて、ここまで見せてくれるのは本当に有難い。

 

第二次世界大戦に参戦しなかったポルトガルの遺産でもありますね。

 

 

とにかく、行って見ないとこの雰囲気、少し悲しい歴史と共に流れる独特のお城の空気を感じることはできないと思います。

 

リスボンから西へ30km行ったところにあるシントラのペナ宮殿。

 

ぜひ訪れて見てください。

 

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