ポル日記#009 ポルトガルの病院と頼れる薬局
風邪やインフルエンザが流行る季節になりましたが皆さんお元気ですか?
私たちは今のところは風邪も引かず、元気にやっております。
しかし、この冬はなんだかとても暖かい気がしますね。
本日は皆既月食が見れる国があるみたいですが、日本はスーパームーン!スーパームーンになると一気に明るさが増すのでいつも驚きます。
そんなこんなで今日は
気になるポルトガル のお薬事情。
ポルトガル の病院は日本のようにそこら辺に〇〇専門医の開業医さんがいて、症状に合わせて自分でお医者さんを選んで行くという日本スタイルとは違います。
皆大体はかかりつけのホームドクターGPがいて、
〇〇科などの専門医の診断は予約がないと受けられません。
ホームドクター経由で予約を入れたりするので、予約は何ヶ月も先なんてことも。大きな病院へ行けばいるかもしれませんが、それこそ何時間も待たされる羽目になるとポルトガル人は良く嘆いています。
しかし、ここはポルトガル 。
知り合いのドクターなどがいればすぐに通してくれます。
私たちとしては助かるのですが、なんだか、理不尽というか、本当に困っている人がちゃんと助けられているのか心配。
友人に言ってみると、「友達や知り合いを助けたいと思うのも当然でしょ?」と言われ、なるほど、そういう考え方もあるのか・・・と。今まで住んでいたブラジルやオーストラリアも確かにそうでしたが、西洋はそういう考え方が強いなぁと思いますね。
やはり日本は色々な意味で「平等な国」です。
しかし心配はしないでください!ポルトガルは実は薬局がとても頼れる場所なのです。
もちろんドクターに診てもらわないと出せない薬はたくさんありますが、
日本の内科へ行くような症状だったら、薬局で助けてもらえることも多し!
最近私たちがお世話になったのがこの二つのお薬。
こちらは主人が歯の炎症を起こした時のお薬。
中はこのような大きな大きなお薬。一粒がとても大きいです。
この薬は抗生物質なのでドクターの処方箋がないともらえませんが、もらう場所は薬局です。
私がよくお世話になるのがPANASORBEで、こちらは薬局で処方箋なしで買えます。
これは子供にも使える解熱剤と鎮痛剤のような感じ。
私は授乳中だったので、日本から持って来た葛根湯を一生懸命飲んでいたのですが、全く治らず・・・子供がいて、熱出していては辛いので、薬局で事情を説明したら授乳中でも飲めるPANASOBREを出してもらい、飲んだら1日で治ってしまいました。
ポルトガル で子供の解熱剤や鎮痛剤というと、大体、これが1番に出てくると思います。
お薬は日本のように、病院の横に薬局があってそこで病院用のお薬を出してもらうという感じではなく、普通に薬局というか日本でいうドラックストアのようなところに白衣の薬剤師さんがいるというイメージです。
そのため、日本のドラックストアのように、自分で選んで行って買うのではなく、まずはカウンターまで行って、症状を説明すると合うものを薬剤師さんが後ろの棚から出してくれる感じです。伝わるかな?
日本のように市販の薬とお医者さんのお薬が別れていなく、お薬はお薬なのです。
ドラックストアというか薬局の方はお薬などにとっても詳しいので、色々症状をいうと、それに合わせて出してくれるものもたくさんあります。しかも薬の値段がとても安い。
ポルトガル でもしも体調を崩してしまった場合、焦らずまずは薬局に行って相談してみましょう。もちろん、ドクターがいないと出せないお薬もたくさんありますが、お薬については薬剤師さんがとても詳しく、優しく気軽に教えてくれますので、風邪気味などの軽い症状だったら薬局のレジへ行って相談してみてくださいね。